英検1級道場-40回目の受験をしてきました
英検1級道場には、英検1次試験問題の解き方について、多数の質問がきています。
実際の試験問題への取り組み方について、私のノウハウとアドバイスをお伝えします。
英検1級1次試験に51回合格した私からの実戦的な対策をお伝えします。
■試験当日、会場には早めに行くべきか?
早めに行ったからといって得することは特にありません。
会場は指定席ではないので、好きな場所に座ることができます。
遅く行った人には、空いている席しかありません。一番後ろになることもあります。
しかし、リスニングの音量は事前確認があるので心配ありません。
音が小さいときには「大きくしてください」と伝えればよいのです。
解答用紙を集めるときに、後ろの席の方が遅くなる可能性が高いです。最後まで書くことができるかもしれません。
■問題を解く順番はどうすればよいのか?
人さまざまと言えます。
私は、最初から順番に解いていきます。
ただし、時間配分はしっかりと決めています。
人によっては、まず英作文を書くという方もいます。
絶対的によい、という方法はありません。タイムマネジメントができればよいということです。
■英作文にどのくらいの時間を割くべきか?
試験時間100分のうち、30分が目安です。
まず最初の5分は、問題用紙の余白を使って、全体構成を書きます。これは必須です。
その後に一気に書き上げるようにしましょう。
■全体の時間配分をどのようにしたらよいのか?
単語問題は15分以内。読解が55分~60分。英作文に30分。
これは目安です。
■読むのが遅いので読解問題を読み切ることができません。どうしたらよいでしょうか?
読解は、5問あります。
読み切れないという人は、最初から5問のうち1問~2問を読まずにマークシートに適当にマークしておく、というのも作戦の一つです。
うまくいけば、3問に1問くらいは当たるかもしれません。
真面目に読んでも、ちんぷんかんぷんという時には全滅することもありえます。
全部読んで全部あやふやというのであれば、最初からあきらめて1~2問は読まないほうが得策かもしれません。
長文3問でいえば、3問目の解答4つあるものは比較的理解しやすいという傾向があります。
■単語問題のうち4択の中でひとつも知らないという場合には、どうしたらよいのか?
えいや!で適当に選ぶしかありません。
熟語のときには、offやawayは離れる、inは中に入る、exは外に出る、という意味があります。雰囲気で選びましょう。
知らないものを考えても時間の無駄です。
■読解問題はどのように読んだらいいですか?
設問を読み、該当する段落を見つけ、内容を理解し、選択肢から消去法で正解を選ぶというのが基本です。(書いてないものはX)
■リスニング問題は、選択肢を先読みした方がよいでしょうか?
英検は、TOEICとは違い、設問が印刷されていません。選択肢だけ先に読んでも意味がありません。
TOEICは設問と選択肢を先読みすれば、放送内容がおぼろげながら掴むことができるのでメリットがあります。英検の場合は、先読みの意味がまったくありません。
リーディング、英作文だけで時間が足らないくらいです。リスニングの選択肢の先読みは時間の無駄になるのでやめましょう。
内容がちぇんと聞き取って理解できていれば、選択肢から正解を選ぶのに時間はかかりません。読むのが遅いので、選択肢を隅々まで読んでいると放送は先に行っている------という悩みを言う人が居ますが、これは、内容がわかっていない証拠です。
■リスニング問題はメモを取りながら聞いた方がいいか?
人さまざまです。集中力が増すのでいいという意見もあれば、耳がおろそかになるのでやめたほうがいいという意見もあります。どちらもありえます。
メモをとるなら主要ポイントだけでいいです(いつ、誰が、何を、どうした、理由/原因)。~は1945年、1946年、1947年のどれですか?というような設問はないので、細かな点までメモする必要はありません。
また、参考になることがあれば追記します。
今日は以上です。