英検1級道場-過去問の勉強が有効です 英検1級リスニングパート①
英検1級、準1級のリスニング問題を受講生に解かせるなかで、信じられないような現象が起こることがあります。
本人はネイティブ並みの発音でよどみなく読むことができ、しかも大半の問題は即座に正解を得ることができる。
それなのに、いくつかの問題でまったくのお手上げ状態になってしまうのです。
英語がわからないのかと、内容を日本語で完璧に説明し伝わったはずと思い、再度確認しても残念ながら正解を選ぶことができませんでした。
さらに対話を繰り返しながら、たどりついた結論は以下の通りです。
それは、受講生が放送の内容についての情報がなく、まったく理解できないという場合です。
例えば、小中学生の受講生にとって、
賃貸オフィスの契約満了で更新手続きをする。
あるいは海外からの留学生をホームステイさせるホストファミリーの役割。
などといった内容でした。
こうしたことについてまったく情報をもっておらず、イメージができないという場合には、いくら英語が堪能であっても正解を選べないということが起こります。
私がこのマイベストプロの記事の中で度々述べてきたことが当てはまります。
自分の頭の中に情報がないことは、日本語で聞いてもわからないし、英語で聞いてもわからないのです。
したがって、英語の問題で高得点をとろうと思うなら、世の中の様々なことにつてい、知識を蓄えておくことが大事です。
つまりはこういうことです。
私は囲碁をやりません。なので、日本語で聞いてもまったくわかりません。
したがって、もちろん英語で聞いてもわかりません。
もちろん世の中のすべてのことを知ることはできません。
しかしながら多くの情報を仕入れ努力は続けるべきだと考えます。
それがひいては、英語学習の実力をアップさせることにもつながっていくのです。