英検1級道場-2015-2英検1級単語問題の研究
不思議なタイトル?なので、驚かれた方もいらっしゃるかもしれません。
あえて、こう書いたのには理由があります。
英検1級道場のセミナーをご覧ください。
https://mbp-japan.com/chiba/eiken/seminar/5008468/
8月14日から9月18日まで、全5回にわたって、英検1級過去問を分析するセミナーを開催中です。
すでに3回が終わり、残り2回となりました。
セミナーの内容は、英検の問題の順番に応じて進めていきます。
まずは、リーディングの大問1 単語問題から始めていきます。
正解の単語を示し、それらが旺文社の『でる順パス単』に掲載されているかどうかを示します。
以前の記事で、毎回詳しい分析レポートを出しています。
正解の単語のうち、パス単に掲載されているのは、6割程度。
パス単を完璧にマスターしても、6割程度しか得点できない事実を示します。
私は、1997年から直近の2022年度第1回まで、約2,000問の過去問をデータベース化しています。
正解の単語がいつどのような形で出題されたのか、すぐにわかります。
今回、分析してわかったことは、単語21問中、1~2問の例外を除けば、すべて過去問で出されたことがあるという事実です。
ただし、過去問は動詞、今回は形容詞などの品詞の変化などはあります。
英文は、同じものはひとつもありません。
過去問をながめると、累計で6回も出ている例もありました。5回や4回は多く見受けられます。
興味深いことに、過去に出題されてから5年後、10年後の間をおいて出題されているのです。
つまり、ある単語が別の品詞になり、かなりの年数を経た後で、違う文章の中で出題されるということです。
まさに、タイトルの通り「英検の単語は忘れたころにやってくる」のです。
現実の問題として、20年前までさかのぼるような参考書は発行されていません。
私のような、最高25年前までさかのぼって探索して提供できる資料をもっている人物はまずいないと推察されます。
「過去問で勉強する」というと、その効果を疑問視したり、落胆したりする方が多いのですが、明らかに間違いです。
過去問集は、最高、最強の教材であり、勉強ツールです。
ちなみに、毎度書いていることですが、英検1級の単語は決して「難問奇問ばかりでネイティブでも解けない」ではありません。
普通のネイティブで高校2~3年生であれば、当たり前に100点がとれる内容です。
英検1級道場で、単語力を一気に向上させる勉強をしてみませんか?