英検1級道場-苦節24年、英検1級1次試験 1勝71敗 2次試験0勝1敗 秋の合格を目指す
英検1級道場では、今回2022-1英検では、1級に14名(+私)の合格者が輩出しました。
体験記をいただいていますので、了解を得て、順次ご紹介していきます。
皆さんの励みになれば幸いです。
(受講者でない方でも投稿いただければ歓迎します)
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2022-1英検1級に合格しました!!!
合格が嬉しいので、体験記をお送りします。
63歳シニア男性です。
30代のころ英語やり直しを志し、英検準一級までは比較的容易に到達したのですが、そ
の後一級に挑戦するも6回連続不合格。
自分でも合格しないだろうことは認識しつつも、「万が一」だけを頼りに受け続けていたと思います。
良くなかった点は、わからないと、出来ないことを放置したまま先を急いで学習していたことでしょう。本当の実力を付けなければ合格しないと認識し、受験は中断したまま、仕事や家庭のことに追われ月日が過ぎました。
この間も断続的に週間の英字新聞を読んだり、上級用のテキストに取り組んだりしてきましたが、試験を受けるまでには至りませんでした。
その後、定年が近づき心身ともに余裕が出て来たことをきっかけに再度英語に挑戦しよう
と決め、英検一級と通訳案内士の資格取得を目標としました。
通訳ガイド試験は国家試験で、(私が受けた時から)一次試験だけで5科目となり二次試
験も難しく、しかも年一度のチャンスということで後回しにすると大変だろうと思い、先
に挑戦しました。
一年目敗退、二年目で運よく合格しました。 その後すぐに一級受験にとりかかりましたが、通訳ガイド試験合格後の安心感・脱力感と目標一つ達成の余韻に浮かれて、しばらく学習が緩慢になっておりましたが、気をとりなおして頑張り合格の運びとなりました。
たぶん定年後の再チャレンジ4~5回目での合格かと思います。(あまり色々あったのでいちいち覚えていません。試験結果も直近のもの以外は捨てました)
定年後の再挑戦では一次試験、二次試験とも山中先生にお世話になりました。
私も過去問を中心に学習しようと思っており、先生から頂いた膨大な過去問の資料は大変役立ちました。
どうせ学習するなら、模擬試験より実際の問題のほうが良いにきまっています。
さて、学習内容についてですが、私が実力を上げたと感じた時期が二度ありました。30代
のころ英語を勉強し始めたころと、定年後学習を再開した時です。
いずれも単語集で徹底的にボキャブラリーを増やしました。このおかげで30代の時は準一級に比較的容易に合格し、60過ぎてからはパス単をボロボロになるまで覚えこんだら、若いころ6回も落ち続けた英検一級も一気に手の届くところに来ました。
英語に再チャレンジした30代の当初は、最初の一年は「英語を学習するのは来年からで、
今年はその前段階」と心に決め、単語学習に専念しました。私の一貫した信念は「読んで
分からないものは聞いてもわからない。単語の意味がわからないのに読めるわけがない」
でした。今でも変わっていません。
二次試験についてですが、色々お話したいこともありますが、一点だけ。
話すスピードです。早すぎて何をいっているのかわからないようでは当然いけませんが、スピード感とクイックリスポンスが大切だと思います。
通訳案内士試験の二次試験の時、私は簡単な表現だけれども早くしゃべりました(早口がくせでもありますが)。ネイティブの試験官が試験中に二度にわたって隣の日本人試験官に向かって「He is fast.」と言っているのが聞こえました。最後にネイティブの試験官が退室時に後ろから「Thank you」と声をかけてくれた時「合格した」と確信しました。
英検の二次も、その時の経験から表現は簡単でもスラスラと喋ろう、質問にも間を開けず
に答えようと意識しました。試験官が最後に顔を見合わせ、「これで良いでしょう」と
うなずき合っているのを見たとき「合格した」と確信しました。
これらの経験から私が思うには、たぶん他の受験生は少しでも良い表現を使い点数を上げ
ようとするばかりに、「あ~、あ~」とか、テンポの悪いしゃべりになり、挙句の果てに
良い表現が見つからずに焦って不適切なことを言ってしまったりしているのではないかと
推察しました。
もう一つ感じたことは、世の中英語の上手な人はあまり(殆どいない)のではないかとい
うこと。
私は自分の英語はひどいものだと思っています。平均よりはるかに下だとも思っていました。しかし、試験に合格してみると、私が上手なのではなく、他の人が更に下手くそなのではないかと思うようになりました。
世の中、上手そうに見えてもほとんどの人が下手くそですよ、きっと。(しかも、かなり)
皆さん、自信をもって頑張って下さい。