英検1級道場-反省の弁 2016-1英検1級2次試験を私自ら受けてきました 更新1
昨日、英検から英検1級2次試験の案内が届きました。
C日程 7月17日・日曜日・午前10時15分集合。
数えてはいませんが、神田外語学院で2次試験を受けるのは、15回目ではないかと思います。
神田駅を降りたら目を閉じてでも歩いていけそうです(危険なのでしません)。
これを受けて、私自身の対策をすべく、過去問集をひっぱり出して練習を始めました。
論旨を再確認するなかで、SDGsについて調べたり、日本国憲法を和文・英文の両方で読み比べたり、国連のホームページを見て国連活動を再確認したりしています。
すでに多くの方から、2次試験対策の要望がありスタートしています。
中には、某参考書の模範スピーチ例文を丸暗記してスピーチする方もいます。
気をつけるべき点は以下の通り。
模範例文を覚えることには有効です。
決まり文句を知らなければ話すことができません。
固有名詞も当然知っておくべきです。
ただし、「〇〇については昔から様々な議論がある」という枕詞は避けたほうがよいでしょう。
理由は、その言葉が何も語っていない、2分で不足するのに余計な言葉はいらない、面接官が何度も聞かされて嫌になる、からです。
また、最後に、For those above-mentioned reasonsは、英作文ではありませんので、使わないでください。
参考書を読み直してみてください。
参考書を執筆された先生方は、英作文をそのまま丸暗記して話せ、とは書いていないはずです。
論旨、英語表現を学ぶために、英作文例を紹介しているはずです。
そもそも、2次試験は、英作文の暗唱大会ではありません。
私はこれまで何十回も受験してきましたが、模範例文の通りに話したことは一度もありません。
ただし、今回は英語表現のさびつきを落とすために、模範例文も繰り返し聞いたり、話したりしながら、忠実に英語表現を身に付けるようにしています。
だからと言って、そのまましゃべるつもりではありません。
英検1級道場では、集めた過去問トピック集を使って練習します。
過去問集を見てわかることは、トピックは十数個のジャンルに分けることができます。
政治的、経済的、社会的事象を微妙に表現を変えながら出題しています。
これはすなわち、過去問とまったく同じことを話しても答えになっていない、ということにつながります。
例えば、「宇宙開発のメリットについて述べよ」というのと、「宇宙開発はコストに見合うか?」というトピックでは、話の内容を変えなければなりません。
レッスンでは、受講生にこのようなことを伝えながら、私自身も面接の現場でちゃんと対応できるように、少しずつ練習しています。
スポーツ選手の監督やコーチは正しい指導をしますが、自分で同じことができるかは別の話、現役選手と同様のことはできません。
そうした中でも、後り半年で古希(70歳)を迎える私もなんとかがんばっています。
落ちたらどうしよう‥‥。不安とスリル満点です。
落ちたら英検1級道場を閉めなくてはいけないだろうか。
自分が通らなくて人を指導できるのか、自問しています。
一方、何十回も合格した実績で指導しているのだから大丈夫、と言われ、少しばかり不安を減らしました。
受験生の緊張と不安をあらためて体験し、指導するときには、もっと厳しくかつ優しく、合格まで導いていこうと思っています。