英検1級道場ー2021-2 英検1級2次試験実況中継ーこうすれば2次試験に合格します、ついに3回目の合格を果たしました!

山中昇

山中昇

テーマ:英検2次試験・スピーキングに関する情報


英検1級に3回目の最終合格を果たした(1次・2次合格)現役受講者から投稿がありました。
下記の記事の中のBさんです
https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/5099637/

本人の許可を得て皆さんとシェアします。
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私もこのブログに励まされ英語学習を続けています。
少しでもお役に立てれば嬉しいです。

■英検1級二次試験(C日程)
桐蔭横浜大学法学部棟にて受験しました。面接官は日本人男性(早口)、アメリカ人女性(フレンドリーな方)の2名。

トピックは Agree or disagree「先進国は発展途上国へIT技術を伝えるべきか?」を選び、Agreeの立場で答えました。

理由は2つ考えましたが、2分で終了出来ないと思い、Conclusion firstと結論から述べました。①②共に先進諸国の果たすべき責任と位置づけました。

(理由)
①インフラ(道路、橋、鉄道、発電所など)が整備され、その為の雇用が生まれる。経済成長をする。国民も収入が増えて生活レベルが上がる。

②教育へのアクセスがより平等になる。学ぶ機会のない子供達が教育を受け、よりよい仕事が得られる。貧困が招く児童労働を断ち切り、人生が好循環に運ばれる。

Q&Aパートは
①インフラが整うのはハード面なのではないか?IT(ソフト)は関係ないのでは?
→両方必要。ITがないとまず設計図ができない。全体像がつかめない。その上でインフラ建設のハードが整う。

②教育へのアクセス、アプローチは?
→以前TEDでみた例を話した。インドの貧しい子供達が、道端に設置されたパソコンを操作(触りながら)する実験を話した。学校へ行けない子供達が、少しずつパソコンを使えるようになり、プログラミングに興味を持ち、PCを使って何かを学ぼうとしていた。先ず、教育にはこのような一歩が必要。(ネイティブから全く同感ですと相槌が入った)また、先進国からの技術支援も欠かせない。先進国は発展途上国に対して、倫理的責任、企業もCSR(企業の社会的責任)を果たすべき。先進国の豊かな生活は、発展途上国の安い労働力、天然資源の搾取により成り立つから。

③日本は競争力を失うか?
→もし、その質問が「労働力不足で日本は競争力を失う」だとすればNOだ。日本にはシニアと女性が労働力不足を補う。シニアには経験・知恵もある。他に、働く意欲のある女性、子供を持った女性がたくさんいる。企業や政府は、在宅勤務や企業内保育所設置などの後押しをすべき。また、労働力確保を目的とする移民政策は、ある一定の条件下で賛成。日本人労働者と同等の条件で、労働者のみ受け入れる事。なぜならば、家族を連れて来れば、サポート(教育など)する負担が大きいので、総合的に見てデメリットが上回る。

④シニア労働者は体力的に厳しいので、十分な労働力にはならないのでは?
→確かにそうかもしれない。しかし、AIがカバーする。単純労働をさせずに、知的で創造的な仕事を任せれば、この点は問題ない。同時に仕事の効率が上がるので、生産性も高まり、競争力は失わない。いわゆる「人間の手による経験や勘」はデジタル化すれば、シニア労働者はそれらを管理・監督できる。

④の途中で10分経ちましたが、最後まで話をさせてくれました。

文章にするとしっかり言えているようですが、実際はしどろもどろ。トピックや質問の核心部を聞き取り、自分なりの答えや説明を伝えることを心掛けました。

スピーチコンテストではなく、意見交換の場だと考えます。マスク越しでしたが、相手の目を見て、ゆっくりはっきりと話しました。山中先生とのレッスンで論旨整理していただき、過去問を英作文しました。

■英検1級を受験し続ける理由

何よりも楽しいからです。私は大学に行っていません。留学経験、駐在経験もありません。英語を通して知識や教養を身に着けられるから楽しいのです。
新しい学びに出会うと喜びが湧きます。英検1級は、その方法として最良だと思いますので、受験を続けています。英語は生涯学習です。都度新たな課題を発見すると、さらに意欲が湧きます。

■英作文

英作文を書くときに注意するのは「何が言いたいのかを伝える」事です。
イントロは2~3文。ボディは、トピックセンテンスに留意します。サポートは具体例を挙げる。
ただし、詳細すぎると(自分の得意分野等)脱線しそうなので気を付けます。書きながら What? Why? How?のあと、だから何?と自分にツッコミを入れながら書きます。矢印→で文章が繋がるかどうか点検しています。

問題の種類によっても構成を変えます。基本的に上記のルールで書きますが、Agree or disagree/ A outweighs B/ Is enough being done to~? では求められる答えが違うので、書き終わったら、見直しをします。

山中先生とのレッスンで、ネイティブによる英作文添削を受けた時、「日本人に書けない文章」から学びました。
例えば、名詞を主語にする事や否定語を有効的に使う事。簡単そうですが、なかなか難しいです。私の感覚ですが、知的な英語だと思いました。単純に日本語を英語に置き換えない工夫をしています。回りくどくなり、言いたいことが相手に伝わらないからです。ウェブ辞書は有料版英辞郎を使っています。

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山中昇
専門家

山中昇(英語講師)

英検一級道場

英検1級1次・2次試験合わせて通算87回合格という実績と経験を生かし、朝7時から夜10時までオンライン(zoom)マンツーマンでの英語レッスン。年齢・場所不問、世界中に受講生あり。オフ通いも可能。

山中昇プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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