英検1級道場-2016-2英検1級、準1級面接試験実況中継 更新版4(11/12 22:00)
今日、8月15日は「終戦の日」です
日本武道館で戦没者慰霊祭が行われました
天皇陛下は先の大戦を「深い反省---」という言葉を使って振り返っておられました
これらについていくつか、議論のポイントを用意しました
いずれも、私が認識していることです
立場によって、論旨が異なるのは当然です
皆さん一人一人で、論旨を組み立ててみてください
■終戦の日
・国際法で言うと、終戦は、日本国が連合国軍に対して降伏文書に調印した9月2日である
・8月15日は、天皇が日本国民向けに発した戦争終結の玉音放送があった日であり、連合国側からすれば、終戦ではない
・戦後10年くらいは9月2日が終戦の日だったが、いつの間にか8月15日になった
■無条件降伏
・「無条件」降伏なので、降伏後、天皇陛下が絞首刑になっても、日本人が連合国軍の奴隷として使われても文句は言えない
・日本人は「潔く無条件降伏したのだから、そんなことをするのはひどすぎる」という感覚だが、それは理屈が通らない
・天皇を縛り首にしないとか、兵士を奴隷にしないというのであれば、それは「条件付きの」降伏になる
■靖国神社
・国のために殉じた人たちの霊を鎮魂するのは世界の常識である
・多くの兵士たちが「死んだら靖国神社で会おう」と言って死んだのは事実である
・靖国神社は宗教法人の一つに過ぎず、国家的行事を行う場所ではない(日本国憲法の政教分離原則)
・靖国神社は展示館の映写室で「先の大戦はやむにやまれぬ、アジア解放のための正義の戦争だった」と繰り返し宣言する映画を放映している
・これは、天皇陛下(昭和、平成、令和)のお言葉、河野談話以降の歴代内閣の立場、学校の歴史教科書の記述からかけ離れている
■防衛費
・日本は5兆円を少し上回る防衛費(一般会計予算の5%)を使っているがその多くが20万人の自衛隊員の人件費
・アメリカは日本の8倍、中国は5倍の予算を国防費に充てている
■日本の平和の在り方
・様々な議論があるが、一人一人が考える必要がある
・私は自分の意見をまとめており、2次試験対策受講者には一例として紹介している