英検1級道場ー英検1級の単語問題を勉強するということの意味は何かお伝えします

山中昇

山中昇

テーマ:単語力向上のために

「英検1級の単語問題は、難問奇問ばかりでネイティブでも解けない」
という話がはびこっていますが、これはまったくの神話・伝説に過ぎません。

1級に出る単語は、アメリカ・イギリスの現地の新聞や雑誌で当たり前に使われている単語や表現です。

例えば、日本で朝日新聞、読売新聞、日本経済新聞、文芸春秋などの新聞・週刊誌の類が、すらすら読めない大人は、社会人として教養に欠けている、恥ずかしいと言わざるを得ません。

別の例えをします。
日本で、小学校低学年の子供は「避難訓練」と聞いてもわかりませんが、「逃げる練習」といえば、理解できます。

では、「避難訓練」という言葉が、純粋な日本人の大人にわからない難問・奇問な言葉と言えるでしょうか?

もう一つの例で言うと、「ごみを捨てる」という表現と、「廃棄物処理」という言葉の違いです。
廃棄物処理というのは、特殊な日本語でしょうか?
廃棄物処理という言葉を知らない大人は、常識を疑われます。

もともと、英検1級は、四年制大学を卒業した社会人を対象とした試験です。
ですから、日本語で例えるなら、避難訓練を実施する、とか、廃棄物を処理する、という表現があって、当たり前なのです。

この観点から言えば、小学生が英検1級の試験を受けて、日本語で言う「廃棄物処理」や「避難訓練の実施」に当たる英語がわからないのは当然と言えます。

私はこれまで、多くの中学生や小学校低学年生の英検1級合格のサポートをしてきました。
彼らは、100個の単語熟語のうち、多くても15個くらいしか答えられません。

ですから、彼らが英検1級の単語問題に太刀打ちできず、苦労するのは当たり前なのです。

以上のことをベースに、今日も1級合格を目指して奮闘する小学生、中学生を相手にしながら、レッスンをしています。

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山中昇
専門家

山中昇(英語講師)

英検一級道場

英検1級1次・2次試験合わせて通算87回合格という実績と経験を生かし、朝7時から夜10時までオンライン(zoom)マンツーマンでの英語レッスン。年齢・場所不問、世界中に受講生あり。オフ通いも可能。

山中昇プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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