英検1級道場-帰国子女中学1年生奮戦す! 英検1級合格体験記
仕事に、家庭に、自分の勉強にがんばる女性が多い中、14年間親交があった女性から投稿があったので紹介します。
私にとってはいささか面映ゆい文面ですが、ありがたく頂戴し、そのまま紹介します。
元気をもらいましょう!
-------------------------------------
私の英検 1 級合格体験記(50 代、主婦)
(2007 年度第 1 回~ 201 4 年度第1 回)
上記の期間を見て、目を疑った方もいらっしゃると思います。
そう、私は何を隠そう、英 検 1 級の一次試験に連続20 回不合格し、21 回目にやっと合格点ぎりぎりで合格した強者 (?)なのです。
しかし、 2 次試験は合格ラインに5 点(?)足りず、2014 年度第1 回に再挑戦し、ここでようやく、夢にまでみた合格を手にすることができました。
振り返れば、なんと7 年もの月日が過ぎて いました。
英検 1 級を受験される方はたくさんいらっしゃると思いますが、ここまでの連敗記録を持っているのは、さすがに私くら いではないかと思っています。
あれからかなり時間が経っているので、正直、どういうふうに勉強していたか、細かい所 は忘れてしまっています。
しかし、あの密度の濃い 7 年間には、いつも山中先生が、ま るでマラソンの伴走者のようについていてくださっていたことははっきりと覚えています。
先生との出会いは、2007 年の秋です。前年に準1 級に合格したことに気をよくした私は、2007 年春からすでに、自宅に近い、英検 1 級用の学校に通っていました。しかし授業についていけず、英作文にいたっては、どう書いたらよいのかも全くわからない状態でした。
そんな時、当時先生が講師をしておられた英語学校の説明会があり、思いきって参加してみま した。
私は教室の隅で、先生のお話を聞きました。その温かい話しぶりに惹きつけられたのはもちろんのことですが、もっとびっくりしたことがあ りました。
参加者全員初対面だったにもかかわらず、なんと先生は説明会の終わりまでに、その全員の顔と名前を把握していら っしゃったのです。
また、ご自分が英語と格闘されていた時期の苦い思い出も、惜しげもな く披露してくださいました。
「この先生は、できない人の気持ちもよくわかっているんだ!」
さっそく次のタームの先生の講座を受講した私は、自分の直感がはずれていなかったことを実感しました。
しかし、授業料を2 校分払うのはさすがにきつく、泣く泣く以前から通っていた 、家から近い学校だけ続けることにしました。
でもその時に、自分で決まり事を作りま した。今後受験した結果はどんなに悪くても、必ず山中先生に報告するというものです。
今思えば、自分のことしか考えていない、本当に虫の良い話です。が、先生は、すでにも う自分の生徒ではない私にも、いつも必ず返事をくださいました。しかも、当時からデジタル音痴だった私が葉書で結果報告をするため、先生もわざわざ葉書に返事を書いて送って くださったのです。
そして最後にはいつもこのようなメッセージが添えられていま した。
「諦めず、自分の可能性を信じて続 ける人だけが勝利者になっています」
今、英検 l 級の単語の膨大さに嫌気がさしているあなた。リスニングの速さに呆然としているあなた。やる気を失いかけたら、勉強をやめる言い訳を探す前に、私のことを思い出 してください。そういえば、 7 年もかけて受かった人がいたなあって。