英検1級道場-実りの秋 最後の総仕上げに忙しい受講生の皆さん
先日、1級に連敗した方に対して一回ぽっきりの診断とアドバイスをしました。
20年以上前に準1級に合格した実績を基に1級にチャレンジしておられます。
RとLの点数を聞くと、単語・読解・リスニングのすべてでかなりの努力が求められると判断されます。
診断では2つのことをしました。
1.準1級の単語問題(英文大問1)を6個出題したのですが、30秒以内に正解を得たのは2個、残り4個は全く正解が選べませんでした。
これが準1級であることを伝え、準1級レベルからやり直すことをアドバイスしました。
2.準1級のリスニングパート2をひとつ選んで、約1分間の放送を聞いてもらいましたが、理解したことを質問すると1回目約1%、ヒントを与えて2回目で10%、更にヒントを与え3回目で30%ぐらいの理解しか得られませんでした。
この事実を基に、準1級レベルからリスニングと読解をやり直すことをアドバイスしました。
ご本人には有料でやるからには私は事実を事実として包み隠さず、ありのままに伝える義務があること、これは現状であり明日のあなたではないこと、症状を知り原因を掴んで取り組まないと勉強が進まないことを伝えました。
ショックで心が張り裂けんばかりだったと思いますが、事実を事実として目を背けることなくありのままに受けとめ、自分の立ち位置をはっきりと確かめたうえで進んでいってほしい、そんな思いでアドバイスを終えました。
自分の立ち位置がわかれば、私は道半ばだと思います。
自力で難しいときはいつでも声をかけるように、また声をかけてくださった縁に感謝するという言葉を添えて、診断記録をメールしました。
遠くから健闘を祈るばかりです。