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英検1級道場-60分実力診断を受ける方が増えてきました

2020年11月9日 公開 / 2021年9月8日更新

テーマ:道場のレッスンはこんな感じです

コラムカテゴリ:スクール・習い事

今週、4人の方と60分かけて英語力の点検をしました。

Aさんは、はるか以前に準1級を合格し、3年前のTOEICが830点ということでしたが、準1級の単語問題では、10問中4問しか正解できませんでした。
またリスニングは準1級の過去問を使いましたが、1回目ではほとんど理解できず、3回目になってやっと半分ぐらい理解できる状況でした。
この診断を踏まえ、5回1セットのレッスンを受け、必要にあわせて更新するか、1か月に1回程度のコーチングをしてはどうかと提案しました。

度々書いていることですが、準1級の単語問題で8割9割とれる力がないと1級の単語問題は全く歯が立ちません。
準1級のリスニング問題を1回で大筋だけでも正確につかめるようでなければ、1級のリスニングは皆目見当がつかない状況になります。

TOEICリスニングですが、罪作りな試験と言わざるをえません。
今まで多くの受講生がTOEICリスニング満点の方でした。

ところが準1級を聞かせてもほとんど理解できない、またTOEICの公式練習問題を解かせても、ほとんどついていけない状況が圧倒的多数でした。

つまりTOEICリスニングの偏差値(TOEICは偏差値表示です)が高いことと、その人のリスニング力が高いことにはなんの相関関係もありません。

なぜこうなるのでしょうか。


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答えは簡単です。
TOEICは、設問と選択肢が最初から書いてあります。ですから攻略本にも書いてあるように、これらを先読みすれば放送内容がだいたい推測できます。10%ぐらいしか聞こえてなくても、正しい選択肢を選ぶことは可能になります。
点数がよかったので、受験者は自分のリスニング力が優れていると勘違いしてしまいます。

誤解しないでほしいのは、TOEICが使っている英語がおかしいというわけではありません。まともな英語です。
試験形式に問題があるので、正確な実力判定ができないのです。
TOEICという試験を否定するものではありませんので、くれぐれも誤解しないでください。事実を紹介しているだけです。

英検1級道場では、ディクテーションを多用し、何が聞こえていて何が聞こえていないかを明らかにします。
そのうえで、単語1つ1つからフレーズの1つ1つ、センテンス1つ1つが正確に聞こえ、理解できるようになるという極めて当たり前のことをやっていきます。

お客様の中には、なんでもいいからTOEICのスコアをあげてほしいという方がたまにいらっしゃいますが、私はそういう お客様をお断りしています。
なぜなら、そんなことをしても何の意味もないからです。受けるほうも教える方も、時間とお金の無駄と言わざるを得ません。悲しいかな、TOEICのスコアで昇進が決まったり、入学が決まったりする仕組みがあることも事実です。

英検1級道場は、今後も当たり前のことを当たり前にやり、ホンモノの力をつけるようにレッスンをしていきます。


ご参考までに、英検1級道場では、こんなリスニング向上のためのコースもあります。

↓  ↓  ↓

https://mbp-japan.com/chiba/eiken/seminar/5001815/



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この記事を書いたプロ

山中昇

自ら英検1級合格を続ける英語指導者

山中昇(英検一級道場)

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