会社の会議:withコロナの会議をどうするべきか:非同期コミュニケーションを効果的に使いデジタル・オーバーロードを避けよう
当コラムは、働いている方々、特にオフィスで働いている方をを対象に書いています。
いきなりですが、質問させてください。
あなたが所属する組織の組織文化は誰かから与えられるものですか?
答えが YES の方は、以下のコラムは役に立たないと思います。
それ以外の方にとっては、示唆に富むものだと思います。
Withコロナになり「新しい生活様式」として働き方の新しいスタイルが提言として示されています。
(出所:新型コロナウイルス感染症対策専門家会議:「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(2020年5月4日))
・テレワークやローテーション勤務
・時差通勤でゆったりと
・オフィスはひろびろと
・会議はオンライン
・名刺交換はオンライン
・対面での打ち合わせは換気とマスク
この新しい働き方を実施するとなると、基本はテレワークで会議はオンラインとなるわけです。
「会社に出勤して働く。会議は会議室に集まって行う。」という数週間前まで「当たり前」だったことが昔のことになってしまう、ということだと思います。ということは 、withコロナの組織文化は数週間前の組織文化とは違うものにした方が、働きやすいのかもしれません。
このような背景を受けて、米国の XPLANE社 が5月1日に、How to Evolve Your Culture という題のウェビナーを開催しました。「あなたの組織文化を進化させる方法」といった感じでしょうか。今日ウェビナー録画の連絡が入りましたので、共有いたします。
自分たちで自分たちの新しい組織文化を創り出そう、というものです。
米国の Strategyzer社 のCulture Mapというフレームワークを使っています。このフレームワークは、
1. Outcomes
2. Behaviors
3. Enablers and Blockers
の3つの切り口で組織文化を考えようというものです。
数年前にビジネスモデル・ジェネレーションという書籍が発刊されました。この本をご存知の方、いらっしゃると思います。この本の中で、ビジネスモデル・キャンバスが紹介されています。Strategyzerはビジネスモデル・キャンバスを作った会社です。
実例として、ACME Capital というベンチャー・キャピタルの会社が行ったものを説明していました。ACME Capitalは、日本の多くの会社と同じように対面で働くことを基本としていたそうです。米国の場合はロックダウンされましたので、時差通勤やローテーション勤務はできないのです。それでもビジネスを止めるわけには行かないので、「さあ、どうする」となったらしいです。そこで、XPLANEに相談して、新しい組織文化を創るワークショップを開催したらしいのです。その成果物を紹介しています。
上の3つの各々の切り口について、
・3月はどうだったのか
・6月はどうなっていたいのか(目標)
を議論したようです。
誰も出社できない環境でも、こうやって行動している会社があるということ。何かしらの示唆を得られるのではないか、と私は思います。
なお、動画と資料は英語です。
いくつかの情報を下に貼っておきます。
・ウェビナーで使ったプレゼン資料
・ウェビナーで使ったCulture Mapフレームワーク