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【第69話】保証会社へ何を伝える?孤独死の事故報告前に用意したい7つの情報

花輪隆俊

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テーマ:特殊清掃

第69弾

「保証会社へ電話したものの、何を伝えればよいのか分からなかった」
孤独死が発生した直後は、管理会社や大家さんも混乱します。
準備をしないまま連絡すると、何度も確認が必要になり、特殊清掃の開始が遅れることもあります。
保証会社や保険会社へ事故を報告する前に、次の7つを整理しておきましょう。
■1.物件名と部屋番号
最初に伝えるのは、物件名、住所、部屋番号です。
似た名前の物件を複数管理している場合もあるため、正式名称を確認しておきます。
■2.亡くなった方の情報
入居者の氏名、生年月日、契約開始日など、確認できる範囲で準備します。
契約番号や保証番号が分かると、契約内容を早く確認してもらえる場合があります。
■3.発見した日時と発見までの状況
「いつ亡くなったか」ではなく、「いつ発見されたか」を正確に伝えます。
死亡日時が確認できていないのに、推測で答えてはいけません。
・最後に安否が確認できた日
・異変に気づいた理由
・発見した日時
・発見した人
を分けて記録しましょう。
■4.警察による確認の状況
保証会社から、警察へ連絡したか、室内へ入れる状態かを聞かれることがあります。
警察署名、確認が終わった日時、担当者から受けた指示などを記録します。
死因や事件性については、警察などから正式に説明された内容だけを伝えてください。
■5.室内の写真
警察などの確認が終わり、撮影してよい状態になったら、室内や汚染箇所を記録します。
必要となる可能性があるのは、
・玄関から見た室内全体
・亡くなっていた場所
・床や壁の汚染
・残された家財
・周囲への臭いの広がり
などです。
刺激の強い写真を、関係のない人へ送ってはいけません。送付先と必要な写真を先に確認しましょう。
■6.必要な作業と見積書
「特殊清掃一式」だけでは、何の費用か判断できない場合があります。
見積書には、
・残置物撤去
・特殊清掃
・消臭前の清掃
・完全消臭
・床や壁の原状回復
などを分けて記載してもらいましょう。
全花連では、現場を記録したうえで見積書を作成し、特殊清掃から特許技術「花輪式完全消臭」まで一貫して対応しています。
■7.管理会社側の連絡担当者
保証会社、保険会社、大家さん、緊急連絡先が、それぞれ別の担当者へ連絡すると情報が食い違うことがあります。
管理会社側の窓口を一人決め、氏名、電話番号、連絡可能な時間を伝えましょう。
全花連安心サービスを導入している物件では、全花連が事故後の窓口となり、保険の確認、残置物への対応、特殊清掃、完全消臭、退去手続きなどを整理します。
■事故報告後も、すぐに処分しない
保証会社へ連絡しただけで、すぐに家財を処分できるとは限りません。
次の4点を確認してから作業を始めましょう。
・補償される作業は何か
・作業前の承認が必要か
・追加で必要な写真や書類はあるか
・報告や請求の期限はいつか
補償の有無や金額は、保証会社や保険会社の契約内容によって異なります。
事故後に必要なのは、急いで話すことではありません。
確認できた事実を整理し、記録を残しながら伝えることです。それが、部屋の明渡しと再募集を止めない第一歩になります。
【次回・第70話】
「特殊清掃の見積書に“一式”が多いと危険?保険会社へ提出する前に確認したい5項目」
残置物撤去、特殊清掃、完全消臭、原状回復の違いとは何でしょうか。見積書の内容が分かりにくいことで起こる問題と、依頼前に確認したい項目を分かりやすくお伝えします。

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花輪隆俊
専門家

花輪隆俊(特殊清掃業)

一般社団法人全日本花輪式完全消臭連盟

孤独死現場の特殊清掃・残置物撤去、特許取得の花輪式完全消臭で対応。死後事務委任を備えた「全花連安心サービス」でオーナーの負担を抑え、高齢者や身寄りのない方の安心入居を支えます。

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