【第38話】孤独死があった部屋はすべて事故物件?告知はいつまで必要なのか

営業資料を作るとき、最初に大きく書く「見出し」はとても重要です。
どれほど優れた技術でも、
「高性能な機械を使用」
「特殊な薬剤で施工」
「完全消臭に自信があります」
と書くだけでは、管理会社にとって何が役立つのか分かりません。
見出しでは、自社の技術よりも、相手の悩みを先に示すことが大切です。
■1.孤独死への不安を表す言葉
【伝わりにくい見出し】
「特殊清掃に対応します」
【伝わりやすい見出し】
「管理物件で孤独死が発生したら、最初にご相談ください」
管理会社が知りたいのは、業者の作業内容だけではありません。
警察の確認後、緊急連絡先、保険会社、特殊清掃業者へ、どの順番で連絡すればよいのかを知りたいのです。
「最初に相談できる」と書くことで、事故発生時の窓口であることが伝わります。
■2.臭い戻りへの不安を表す言葉
【伝わりにくい見出し】
「最新の消臭技術を導入」
【伝わりやすい見出し】
「特殊清掃後の臭い戻りで、再募集できずに困っていませんか?」
機械や薬剤の名前だけでは、他社との違いが分かりません。
全花連の特許技術「花輪式完全消臭」は、臭いを別の香りで隠すのではなく、発生場所を調べて原因へ処置します。
管理会社が抱える「臭いが取れない」という悩みから書き始めることで、技術の必要性が伝わります。
■3.保険への疑問を表す言葉
【伝わりにくい見出し】
「保険対応可能です」
【伝わりやすい見出し】
「その家財保険、特殊清掃と完全消臭まで補償されていますか?」
家財保険に加入していても、残置物撤去、特殊清掃、消臭、原状回復のすべてが補償されるとは限りません。
「保険が使えます」と断定せず、補償内容を確認するきっかけをつくる言葉にしましょう。
■4.残置物への困り事を表す言葉
【伝わりにくい見出し】
「遺品整理もお任せください」
【伝わりやすい見出し】
「相続人と連絡が取れない部屋の家財、勝手に処分していませんか?」
亡くなった入居者の家財は、管理会社や大家さんの判断だけで処分できるとは限りません。
全花連安心サービスでは、死後事務委任に関する契約を事前に整え、万が一の際には全花連が窓口となって残置物や退去に関する対応を進めます。
「片付けられる」ではなく、「手続きを止めない仕組み」があることを伝えます。
■5.再募集への願いを表す言葉
【伝わりにくい見出し】
「丁寧で迅速な作業」
【伝わりやすい見出し】
「孤独死が起きても、再募集できる部屋へ戻す」
管理会社や大家さんの最終的な目的は、清掃を終えることではありません。
臭いの原因を取り除き、必要な手続きを進め、次の入居者を募集できる状態へ戻すことです。
作業内容ではなく、作業後に実現できる状態を見出しにすると、価値が伝わりやすくなります。
■見出しは「相手の言葉」で書く
良い見出しを作るために、難しい表現は必要ありません。
管理会社から実際に聞いた、
「誰へ連絡すればよいか分からない」
「臭いが取れない」
「保険が使えるか分からない」
「家財を処分できない」
「再募集できない」
という言葉を、そのまま手掛かりにします。
見出しの役割は、自社を大きく見せることではありません。
相手に「これは自分たちに必要な情報だ」と気づいてもらうことです。
その下に、特殊清掃完全消臭士、花輪式完全消臭、特殊清掃完全消臭証明書、全花連安心サービスなど、悩みを解決する方法を簡潔に載せましょう。
【次回・第59話】
「問い合わせ先が見つからないチラシは捨てられる!電話番号・QRコードの正しい置き方」
管理会社が緊急時に迷わず連絡できるように、電話番号、受付時間、メール、担当者名、対応地域をどこへ配置すればよいのか。反応につながる資料の仕上げ方をお伝えします。


