【第22弾】オゾン脱臭をしても死臭が消えない?臭い戻りが起きる本当の理由

【第36話】特殊清掃をしたのに、なぜ臭いが戻る?考えられる5つの原因
「特殊清掃が終わった直後は臭わなかったのに、数日後にまた臭い始めた」
孤独死が起きた部屋では、このような「臭い戻り」が問題になることがあります。
消臭剤を使い、部屋をきれいにしたように見えても、臭いの原因が残っていれば、気温や湿度の変化によって再び臭いを感じることがあります。
なぜ臭いが戻るのか、主な5つの原因を見ていきましょう。
■1.汚れの発生場所を見落としている
床の表面を清掃しても、汚れが床材のつなぎ目や巾木、床下まで広がっていることがあります。
見える部分だけをきれいにしても、見えない場所に原因が残っていれば、臭いはなくなりません。
最初に臭いの発生場所を正しく調べることが大切です。
■2.汚れを十分に取り除いていない
特殊清掃では、表面を拭くだけではなく、臭いの原因となる汚れを取り除く必要があります。
床、壁、建具、収納、家財などに臭いの成分が付着している場合、室内全体に適した洗浄が必要になることもあります。
この工程が不十分だと、後から臭いが戻る可能性があります。
■3.芳香剤で臭いを隠している
強い香りの消臭剤や芳香剤を使うと、一時的に臭いを感じにくくなることがあります。
しかし、臭いの原因がなくなったわけではありません。
香りが弱くなった後、元の臭いが再び感じられたり、複数の臭いが混ざって不快になったりすることがあります。
「良い香りがすること」と「消臭できていること」は別です。
■4.床や壁の内部に臭いが残っている
発見までに日数が経過している場合、臭いの原因が床材の下や壁の内側へ入り込んでいることがあります。
このような状態では、室内へ薬剤をまくだけでなく、必要な部分を確認し、原因に合った処置を行わなければなりません。
ただし、最初から部屋全体を解体すればよいわけでもありません。原因を調べ、必要な場所だけを処置することが、費用を抑えることにもつながります。
■5.作業直後だけで判断している
消臭作業の直後は、薬剤の香りや換気の影響で、元の臭いを感じにくい場合があります。
その場で「臭いが消えた」と判断せず、時間を置いてから室内を確認することが重要です。
全花連の「花輪式完全消臭」では、臭いを別の香りで隠すのではなく、臭いの原因を分解します。
作業後は臭いを確認し、さらに翌朝にも臭い戻りがないかを確かめたうえで、「特殊清掃完全消臭証明書」を発行しています。
■孤独死後の対応は消臭だけでは終わらない
賃貸住宅では、臭いを取り除くだけでなく、残置物の整理、保険の確認、退去手続き、鍵の返却、次の入居者を迎える準備まで必要です。
全花連安心サービスでは、万が一のときに手続きが止まらないよう、死後事務委任に関する契約を事前に整え、事故後の対応を一つの窓口で進めます。
特殊清掃業者を選ぶときは、「どのような機械を使うか」だけではなく、
「臭いの原因をどのように見つけるのか」
「作業後にいつ確認するのか」
「臭いが戻った場合の保証はあるのか」
を聞いてみてください。
臭いを一時的に弱くすることと、原因からなくすことは同じではありません。
【次回・第37話】
「特殊清掃が終わった部屋には、すぐ住める?再募集前に確認したい5つのこと」
見た目がきれいでも安心とは限りません。臭い、衛生状態、修繕、作業証明書など、大家さんや管理会社が次の入居者を募集する前に確認したいポイントを分かりやすくお伝えします。


