Mybestpro Members

花輪隆俊プロは青森放送が厳正なる審査をした登録専門家です

【第42話】見守りサービスだけで孤独死対策は十分?契約前に知りたい5つの限界

花輪隆俊

花輪隆俊

テーマ:特殊清掃

第42-1段


「見守りサービスに入っていれば、孤独死への備えは万全」
そう考えるご本人やご家族、大家さんもいらっしゃいます。
確かに見守りは、異変を早く見つけるための大切な備えです。しかし、亡くなった後の手続きまで、すべて行ってくれるとは限りません。
契約する前に、見守りで「できること」と「できないこと」を確認しましょう。
■1.異変を知らせても、すぐ発見できるとは限らない
見守りには、電話、訪問、センサー、電気や水道の使用確認、配食サービスなどがあります。
一定時間動きがない場合に通知するサービスもありますが、通知後に誰が連絡し、誰が現地へ向かうのかは契約によって異なります。
「通知先は誰か」「連絡がつかないときはどうするか」まで決めておくことが大切です。
■2.室内へ入るには鍵の準備が必要
異変を感じても、鍵がなければ室内を確認できません。
大家さんや管理会社が合鍵を持っていても、いつでも自由に入室できるわけではありません。
本人の同意を得たうえで、緊急時の連絡先、鍵の保管方法、入室の条件を事前に確認しておきましょう。
■3.残された家財を勝手に処分できない
見守りサービスが死亡を確認しても、家具、衣類、通帳、写真などを自由に処分できるわけではありません。
亡くなった方の家財は、原則として相続に関わるため、相続人が分からない場合には片付けが進まないことがあります。
国土交通省と法務省は、死亡後の賃貸借契約の解除や残置物の処理を円滑に進めるため、「残置物の処理等に関するモデル契約条項」を公表しています。
見守りとは別に、亡くなった後の手続きを誰へ任せるのか決めておく必要があります。
参考:国土交通省「残置物の処理等に関するモデル契約条項」
■4.特殊清掃や消臭は別の専門作業
発見までに時間がかかった場合、室内に汚れや強い臭いが残ることがあります。
見守りサービスの多くは、特殊清掃や部屋の消臭まで行うものではありません。
臭いの原因が床や壁の内部に達すると、市販の消臭剤や表面の清掃だけでは、気温や湿度の変化によって臭いが戻ることがあります。
全花連では、特殊清掃から特許技術「花輪式完全消臭」まで一貫して対応し、作業後には「特殊清掃完全消臭証明書」を発行しています。
■5.費用への備えも別に必要
見守りの利用料を支払っていても、残置物の撤去、特殊清掃、消臭、原状回復の費用が含まれているとは限りません。
家財保険などに加入している場合は、孤独死に伴う費用がどこまで補償されるのかを確認してください。
保険会社へ連絡する前に作業を始めると、必要な写真や書類が不足する場合もあります。まず現場を保存し、専門業者と保険会社へ相談しましょう。
■見守りは「入口」、死後の備えまで考える
見守りは、命を守り、発見の遅れを防ぐために役立ちます。
一方で、死亡後の連絡、家財の処理、契約の終了、特殊清掃、完全消臭、費用の支払いは別の問題です。
全花連安心サービスでは、死後事務委任に関する契約を事前に整え、万が一の際に全花連が窓口となって対応を進めます。
大切なのは、見守りサービスだけに任せきるのではなく、
「異変が起きた後、誰が何をするのか」
まで家族や関係者で決めておくことです。
【次回・第43話】
「見守りサービスから異常の連絡!家族や大家さんが最初にしてはいけない3つの行動」
慌てて一人で入室する、室内の物を動かす、すぐ清掃を始める――後悔を防ぐための正しい初動を分かりやすくお伝えします。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

花輪隆俊
専門家

花輪隆俊(特殊清掃業)

一般社団法人全日本花輪式完全消臭連盟

孤独死現場の特殊清掃・残置物撤去、特許取得の花輪式完全消臭で対応。死後事務委任を備えた「全花連安心サービス」でオーナーの負担を抑え、高齢者や身寄りのない方の安心入居を支えます。

花輪隆俊プロは青森放送が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

孤独死対策と花輪式完全消臭技術で賃貸経営を支えるプロ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ青森
  3. 青森のくらし
  4. 青森の掃除・清掃
  5. 花輪隆俊
  6. コラム一覧
  7. 【第42話】見守りサービスだけで孤独死対策は十分?契約前に知りたい5つの限界

花輪隆俊プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼