28.Web制作会社選びの致命的な間違い~安さで選ぶとサイトはコストで終わる
皆様、こんにちは。株式会社吉和の森八戸web制作集客の森和吉です。
前回(第50回)は連載の大きな節目として、「変わるツールと、絶対に変わらない商売の原点」についてお話ししました。今回は、その「商売の原点」をWeb上で表現し、多くの中小企業が抱える悩みを解決する方法をお伝えします。
テーマは、「『相見積もり』でもう悩まない!価格ではなく『人』で選ばれる現場ブログの書き方」です。
利益を削る「ポータルサイト(一括見積もり)」の罠
リフォームや塗装、引越しなどの業界で非常に多いのが、「一括見積もりサイト」などのポータルサイトに集客を依存しているケースです。
たしかにお客様との接点は増えますが、そうしたサイトを利用する方の多くは「とにかく一番安い業者を探している」状態です。
毎回3〜4社での相見積もりになり、少しでも他社より高いと断られてしまう。なんとか仕事を取るために利益を削り、現場の職人は疲弊していくばかり…。こうした「価格競争の泥沼」から抜け出すには、どうすればよいのでしょうか。
「綺麗な完成写真」より「泥臭い作業風景」
ある地方の塗装会社は、この価格競争から抜け出すために、自社のホームページで「毎日の現場ブログ」を始めました。
ポイントは、綺麗な宣伝文句や「完成後のピカピカな写真」を載せるのではなく、あえて泥臭い「作業中のプロセス(過程)」を発信し続けたことです。
「今日は〇〇市の現場で、サビ止めの塗装を行いました。見えなくなる下地の部分ですが、ここを丁寧に3回塗ることで10年後の持ちが全く変わってきます。明日は雨の予報なので、しっかり養生して作業を終えました」
このように、自分たちがどれだけ嘘偽りなく、真面目にお客様の家と向き合っているかという「当たり前の日常(人肌感)」を、職人の写真とともにコツコツと書き綴りました。
お客様は「安さ」ではなく「安心」にお金を払う
この地道な発信を半年ほど続けた結果、ホームページから「他社との相見積もりをとらない、指名買いのお客様」が急増しました。
「社長さんのブログをずっと読んでいました。見えないところまであんなに丁寧に仕事をしてくれる職人さんたちに、うちの家も塗ってほしいんです。他には頼みませんから、お見積りをお願いできますか?」
家や車、あるいは大切な身体のことなど、お客様にとって重要で高価なものほど、「絶対に失敗したくない」という心理が強く働きます。そのため、お客様は最終的に「一番安いところ」ではなく、「一番安心できるところ(信頼できる人)」にお金を払うのです。
ブログは「最強の営業マン」になる
ブログは単なる日記ではありません。あなたの会社の「誠実な仕事ぶり」を24時間365日、お客様に語り続けてくれる最強の営業マンです。
大手の真似をして価格で勝負するのではなく、まずはスマートフォン1台で、自社の「泥臭いプロセス」を発信し、見えない信頼を可視化することから始めてみませんか?
このコラムでは、WebやSNSが苦手な方にもわかりやすく、集客につながる考え方や実務のヒントをお伝えしていきます。青森・八戸をはじめ、地域で事業を続ける方にとって、少しでも前向きな一歩につながればうれしく思います。


