37.ショート動画集客の真実~「バズり」を捨てて、たった1人の「濃い見込み客」を狙い撃つ
皆様、こんにちは。株式会社吉和の森八戸web制作集客の森和吉です。
前回(第41回)は、中小企業が目指すべき「等身大のブランディング」についてお話ししました。大手の真似をして外見を取り繕うのではなく、経営者自身の泥臭いストーリーや人間味を届けることで、熱量の高いファンや求職者を引き寄せることができるという内容でしたね。
このように、社外に向けて自社の価値を伝えることを「アウターブランディング」と呼ぶのに対し、今回はそのブランドの土台を支える社内のスタッフに向けて、会社の想いを深く浸透させる「インナーブランディング(理念共有)」についてお話しします。
「何度言っても伝わらない」と嘆く前に
「うちの社員は、お客様対応が作業になってしまっている」
「自分の会社を良くしていこうという熱意が足りない」
日頃、多くの経営者様からこのようなお悩みを伺います。
社長ご自身は、誰よりも会社やお客様のことを考え、熱い想いを持って創業し、ここまで事業を引っ張ってこられました。しかし、その「熱」が現場のスタッフに伝わっていないと感じることはありませんか?
実は、「経営者の想いが伝わらない本当の理由」は、社員のやる気の問題ではなく、社長の頭の中にある理念が「言語化」されず、日常業務の中で忘れ去られていることにあります。
言葉にしなければ、熱量は共有できない
例えば、ある地元の建設会社での事例です。社長は常々「地域に貢献したい」と思っていましたが、現場のスタッフにとっては「毎日のきつい土木作業」でしかありませんでした。
しかし、社長と対話を重ねて熱い想いを紐解いていくと、このような言葉が出てきました。
「私たちが作っているのは、ただの道路や堤防じゃない。10年後、20年後に、この地域に住む子どもたちが災害から身を守るための『未来の当たり前』を作っているんだ」
この綺麗事ではない、泥臭い経営者の哲学(情熱)を明確な言葉にしてスタッフに伝えたところ、現場の空気が一変しました。自分たちの仕事の「本当の価値」に気づき、誇りを持って働くようになったのです。これがインナーブランディングの力です。
インナーブランディングが最強の営業力になる
「うちの会社は、誰の、どんな悩みを解決するために存在しているのか?」
この想いを、朝礼や社内報、あるいは評価基準の面談などで、しつこいくらいに繰り返し言葉にして伝えてみてください。
社内のスタッフが会社の理念に深く共感し、自分ごととして捉えられるようになれば、マニュアルなんてなくても、お客様に対して自発的に心のこもった素晴らしい対応をしてくれるようになります。
社外に向けたかっこいいホームページ(アウターブランディング)を作る前に、まずは足元の組織を1つにする「インナーブランディング」から見直してみませんか?
このコラムでは、WebやSNSが苦手な方にもわかりやすく、集客につながる考え方や実務のヒントをお伝えしていきます。青森・八戸をはじめ、地域で事業を続ける方にとって、少しでも前向きな一歩につながればうれしく思います。


