電極類の交換インターバル

熊田茂雄

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テーマ:溶接技術

 溶接やはんだ付けなど、溶接電極やはんだこて先などを扱う場合、QC工程表上の管理項目として、交換インターバルが重要になります。この電極類の交換インターバル(Electrode replacement interval)について今回コメントします。

●溶接電極の場合
 溶接電極の交換インターバルは、電極の摩耗や性能低下に応じて決定されます。一般的には、電極寿命に相当する打点数の0.5~0.7倍の打点数を管理の目安として電極チップ先端をドレッシングするか、新品と交換するのが通常です。

 また、連続溶接の途中で定期的に電極チップ先端をドレッシングし、常に初期的状態に近い状態に戻すことが必要であり、これにより、溶接品質の安定と機器の寿命を長く保つことができます。

●はんだコテ先の場合
 はんだコテ先の交換インターバルは、使用頻度や環境によって異なりますが、一般的には数年から数ヶ月の間で交換が必要です。特に、頻繁に使用する場合や高温での作業を行う場合は、こて先の劣化が早まるため、早めの交換が推奨されます。また、こて先の汚れや酸化を防ぐために、作業開始前・終了後に薄くハンダを塗っておくと寿命が2〜3倍伸びることがあります。

 一般論としては、上記のようなコメントになりますが、実際は、対象製品や加工条件(溶接の場合は、加圧力、電流値、通電時間など、はんだごての場合は、こて先温度、はんだ付け時間など)によって、必要な交換インターバルには、ばらつきがありますので、実力を把握したうえで設定するのが通常です。

(参考ブログ)
https://www.pec-kumata.com/post/electrodereplacementinterval

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熊田茂雄
専門家

熊田茂雄(生産技術コンサルタント)

PEC-KUMATA 生産技術コンサルタント

工程設計や工場管理に40年以上従事した現場経験をもとに、生産技術コンサルティングを提供。品質改善や生産性向上などQCD課題の改善策とあわせて、先端技術や異分野を取り入れた技術方向性もアドバイスします。

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