ヘッダー加工について

熊田茂雄

熊田茂雄

テーマ:部品加工技術

 ヘッダー加工(Header processing)は、金属を常温で圧力だけで成形する冷間圧造加工の一種で、主にネジやボルトなどの製造に使用される工法です。

●ヘッダー加工とは
 ヘッダー加工は、塑性加工の原理に基づく金属加工方法の一つで、常温において金属を圧力だけで成形する加工技術です。金属材料を曲げたり、伸ばしたりする際に、一定以上の力を加えて変形させることが特徴です。この加工方法は、特にネジやボルト、リベットなどの部品の製造に広く利用されています。

●ヘッダー加工のプロセス
 ①材料の準備: コイル状の金属材料を必要な長さに切断します。
 ②成形: 切断した材料を「ヘッダー」や「フォーマー」と呼ばれる専用の機械を使用して、圧力を加えながら成形します。この際、熱を加えずに行うため「冷間圧造加工」と呼ばれます。
 ③仕上げ: 成形後、必要に応じて型抜きや仕上げ加工を行い、最終的な製品形状を得ます。

●ヘッダー加工の利点
 ①高い生産効率: ヘッダー加工は、材料の無駄が少なく、連続生産が可能なため、生産効率が非常に高いです。
 ②強度の向上: 加工硬化により、製品の強度が増すため、高強度な部品を製造することができます。
 ③多様な形状の製造: 複雑な形状の部品を自動的に成形できるため、さまざまな用途に対応可能です。

●ヘッダー加工で使用される機械
 ヘッダー加工には、ヘッダー や フォーマーと呼ばれる専用の機械が使用されます。これらの機械は、線材を所定の長さに切断し、パンチとヘッダーダイスを用いて材料を絞ったり押し広げたりすることで、複雑な形状を自動的に連続生産することができます。

 このように、ヘッダー加工は金属加工の中でも重要な技術であり、さまざまな産業で利用されています。

(参考ブログ)
https://www.pec-kumata.com/post/headerprocessing

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熊田茂雄
専門家

熊田茂雄(生産技術コンサルタント)

PEC-KUMATA 生産技術コンサルタント

工程設計や工場管理に40年以上従事した現場経験をもとに、生産技術コンサルティングを提供。品質改善や生産性向上などQCD課題の改善策とあわせて、先端技術や異分野を取り入れた技術方向性もアドバイスします。

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