テンション装置

熊田茂雄

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テーマ:機械要素技術

 コイル巻線工程などでよく使用されているテンション装置(Tension device)についてコメントします。

 巻線工程のテンション装置(Tension device)は、巻線時にワイヤーにかかる張力を管理するための重要な装置です。

 巻線時のテンション管理の目的としては、適切なテンションを維持することにより、巻線の整列性や電気特性を向上させ、製品性能を向上させることにあります。

 テンション装置の種類としては、マグネットを使用したテンション装置や、デュアルドライブフィーディングシステム(※)を採用した新製品など、さまざまなタイプがあります。

 一方、巻線スピードとテンションは密接に関連しており、適切な管理により生産効率が向上します。
 このように、テンション装置は、巻線機の性能を最大限に引き出すために不可欠なものとなっております。

(※)デュアルドライブフィーディングシステム
 送り出しテンションと線速を同時に制御し、常に一定の巻取り張力を維持することができるシステムであり、その結果、生産工程を最大限効率化でき、最大線速で生産が行えるようになるものです。

(参考ブログ)
https://www.pec-kumata.com/post/tensiondevice

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熊田茂雄
専門家

熊田茂雄(生産技術コンサルタント)

PEC-KUMATA 生産技術コンサルタント

工程設計や工場管理に40年以上従事した現場経験をもとに、生産技術コンサルティングを提供。品質改善や生産性向上などQCD課題の改善策とあわせて、先端技術や異分野を取り入れた技術方向性もアドバイスします。

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