3次元レーザー加工について

熊田茂雄

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テーマ:部品加工技術

 パイプ加工を行っているメーカなどでよく用いられる加工工程に、3次元レーザー加工(3D Laser Processing)があります。

 3次元レーザー加工は、立体物の加工に適しており、機械が加工部材を立体物として認識し、XYZ方向に動くことができます。

 3次元レーザー加工は主にパイプ加工に用いられることから、パイプレーザー加工とも呼ばれています。 3次元レーザー加工を使えば曲げ部品や(※)ハイドロフォーム、深絞り、ダイカスト・フラット・スタンプなど幅広い形状のパイプを切断することが可能となります。

 3次元レーザー加工機は、成型後の板金部品やパイプ材などを立体加工する加工機であり、加工ヘッド部が360度回転できるため、成型後の穴あけや切り欠きなどで利用されています。

(※)ハイドロフォームとは、金型内部にパイプ材料をセットし、パイプ内に充填された液体の圧力によってパイプを金型内面の形状に倣わせて成形する工法を言います。

(参考ブログ)
https://www.pec-kumata.com/post/3dlaserprocessing

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熊田茂雄
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熊田茂雄(生産技術コンサルタント)

PEC-KUMATA 生産技術コンサルタント

工程設計や工場管理に40年以上従事した現場経験をもとに、生産技術コンサルティングを提供。品質改善や生産性向上などQCD課題の改善策とあわせて、先端技術や異分野を取り入れた技術方向性もアドバイスします。

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