プリプレグとは

熊田茂雄

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テーマ:材料技術

 プリプレグ(Pre-preg;Pre-Impregnated)とは、樹脂があらかじめ含浸された繊維シートのことを指します。

 主に炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維などが使用され、エポキシ樹脂やフェノール樹脂などと組み合わせられます。

 強化材として使用する炭素繊維に予め樹脂が予備含侵された素材を“カーボンプリプレグ”と呼んでいます。

 プリプレグは、CFRP製品等を作るための中間材料として位置づけされます。例えばCFRPは、プリプレグなどによって成形された製品のことを意味します。

プリプレグの特徴としては、以下のような点が挙げられます。
①高い強度と軽量性:炭素繊維強化プラスチック(CFRP)などに使用され、軽くて強い材料が得られます。
②均一な樹脂含浸:あらかじめ樹脂が含浸されているため、製品の品質が安定しやすいです。
③多用途:風力発電装置、医療機器、音響設備など、さまざまな分野で利用されています。
④プリプレグは、特にオートクレーブ成形などの高精度な成形方法で使用されることが多いです。

(参考ブログ)
https://www.pec-kumata.com/post/prepreg

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熊田茂雄
専門家

熊田茂雄(生産技術コンサルタント)

PEC-KUMATA 生産技術コンサルタント

工程設計や工場管理に40年以上従事した現場経験をもとに、生産技術コンサルティングを提供。品質改善や生産性向上などQCD課題の改善策とあわせて、先端技術や異分野を取り入れた技術方向性もアドバイスします。

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