シボ加工とは

熊田茂雄

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テーマ:部品加工技術

 シボ加工(Textured)とは、梨地処理(Satin finish)またはエッチング(etching)とも呼ばれ、金型に凹凸を形成して製品に模様を転写する方法や、金属表面に直接シボ加工を施す方法があります。

 シボ加工の代表的な加工方法には、エッチングとサンドブラストがあります
●エッチング(etching)
 加工しない部分にマスキングを施し、エッチング液(腐食剤)によって不要部分を除去することで凹凸を形成します。皮シボが代表的です。

●サンドブラスト(sand blast)
 金型キャビティに微細な研磨材を吹き付けて凹凸を形成します。研磨材の大小とショットの強弱で凹凸の大きさをコントロールします。
また、シボ加工には様々な種類があります。

「皮シボ」「梨地」「木目」「岩目」「砂目」「幾何学模様」などがあり、意匠面(外観)の品質向上や機能向上を目的にシボ加工を施します。

(参考ブログ)
https://www.pec-kumata.com/post/textured

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熊田茂雄
専門家

熊田茂雄(生産技術コンサルタント)

PEC-KUMATA 生産技術コンサルタント

工程設計や工場管理に40年以上従事した現場経験をもとに、生産技術コンサルティングを提供。品質改善や生産性向上などQCD課題の改善策とあわせて、先端技術や異分野を取り入れた技術方向性もアドバイスします。

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