力覚センサについて

熊田茂雄

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テーマ:ロボット

 現在、ロボットに触力覚を付与する技術として、力覚センサの活用に注目が集まってきているようです。

 力覚センサ(Force sensor)は、さまざまな方向から加わる「力」や回転する力のモーメントである「トルク」を、XYZ方向それぞれの成分に分解し、電気信号に変えて検知する電子部品のことです。

 力覚センサーは、人間の触力覚を機械で再現して、ロボットに感覚受容器として使用するセンシング技術です。力覚センサーを利用することによって、生産ラインの自動化に向けて、人の触感に頼っている作業工程、例えば、端子やコネクタの挿入、研磨、ピッキングなどの作業を自動化することができるようになります。

 人間は、指先などの皮膚内部にある感覚受容器によって、押す、引っ張る、ねじるといった力を感じて、モノの硬さや質感、実体感を感じています。力覚センサは、センサを感覚受容器として物理的な力の量とその方向を検知し、人間の触力覚を再現することができるというものであり、その応用範囲は無限に広がっています。

(参考ブログ)
https://www.pec-kumata.com/post/forcesensor

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熊田茂雄
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熊田茂雄(生産技術コンサルタント)

PEC-KUMATA 生産技術コンサルタント

工程設計や工場管理に40年以上従事した現場経験をもとに、生産技術コンサルティングを提供。品質改善や生産性向上などQCD課題の改善策とあわせて、先端技術や異分野を取り入れた技術方向性もアドバイスします。

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