ポリゴン加工について

熊田茂雄

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テーマ:部品加工技術

 工作機械で行う旋削加工の一つに、ポリゴン加工(polygon machining)という方法があります。 刃物とワーク(加工対象物)の回転比を2:1にして削るとワークを多角形に加工できるというもので、多角形の加工を非常に効率的に行える加工です。

 ポリゴンとは(六角形などの)「多角形」を意味します。ポリゴン加工は、加工素材を回転させ、それと同期してツールを回転させることで四角形、六角形など多角形状製品を大幅に短い加工時間で行える加工方法です。ワーク回転速度の倍の回転速度でバイトを回転させ加工を行います。

 2面取りならばバイトは1枚刃、4面取りなら2枚刃、6面取りならば3枚刃の様に、面の半分の数のバイトをセットし、ポリゴン加工を行うことになります。

(参考ブログ)
https://www.pec-kumata.com/post/polygonmachining
(下図は6面取り、3枚刃の図です。)

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熊田茂雄
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熊田茂雄(生産技術コンサルタント)

PEC-KUMATA 生産技術コンサルタント

工程設計や工場管理に40年以上従事した現場経験をもとに、生産技術コンサルティングを提供。品質改善や生産性向上などQCD課題の改善策とあわせて、先端技術や異分野を取り入れた技術方向性もアドバイスします。

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