ISO審査対応
販路開拓の方策の一つとして、展示会の活用がありますが、当生産技術コンサルタントが以前手がけていたオンライン展示会(Online Exhibition)について簡単にコメントします。
オンライン展示会とは、インターネット上で開催される展示会のことです。出展者や来場者がパソコンやスマートフォンを使ってWeb上の会場にアクセスし、商談や取引を行います。
ここでは、オンライン展示会のメリットとデメリットについて簡単に述べます。
●メリット
・コスト削減: 移動費や宿泊費が不要で、ブースの設営費もかかりません。
・広範な参加者: 地理的な制約がないため、遠方からでも参加可能です。
・データ収集: 参加者の行動データを容易に収集でき、効果的な営業が可能です。
・柔軟な参加: 時間や場所に縛られず、いつでもどこからでも参加できます。
●デメリット
・実物体験の欠如: 商品を直接手に取ることができないため、体験価値が低くなることがあります。
・偶然の出会いが少ない: オフラインの展示会(リアル展示会)に比べて、思わぬ縁や出会いが生まれにくいです。
・技術的な理解が必要: オンライン展示会のシステムやツールの使い方を理解する必要があります。
オンライン展示会は、特にコスト削減や広範な参加者の獲得に優れていますが、実物体験の欠如や偶然の出会いが少ない点には注意が必要です。
自社の製品やサービスを新しい顧客に知ってもらうためには、業界に特化したオンライン展示会への出展は効果的です。これまで付き合いのなかった新しい顧客候補と知り合えるチャンスでもありますが、出展するだけでは意味がありません。自社オンラインブースを訪れた顧客の情報をデータベース化してコンタクトを継続し、受注につなげるフォローをすることが非常に大切なこととなります。
(参考ブログ)
https://www.pec-kumata.com/post/onlineexhibition