試作検討について
製造業には、異なる2つのタイプの生産現場が存在すると言われています。
(1)組み立て型:組み立てと加工をメインとする製造 自動車、家電製品、造船など
(2)プロセス型:連続して材料を流し製品化する製造 石油精製、鉄鋼、半導体など
上の(2)の プロセス型の製造を主に行っている産業分野が、プロセス産業(Process Industry)と言われているものです。
プロセス産業とは、熱や圧力などを利用して化学的または物理的な変化を起こし、素材や製品を連続的に製造する産業のことを指します。この分野には鉄鋼、石油精製、石油化学、製薬、セメント製造などが含まれます。
プロセス産業の特徴として、製造工程が見えにくく、生産革新が難しいと言われています。また、製造過程での管理が複雑で、在庫品質や有効期限のリアルタイム管理が必要です。
プロセス産業は、流体を原材料とする「プロセス製造業」と個体を原材料とする「ディスクリート製造業」の2つに大別されます。前者は主に化学薬品や石油などの流体を原料として製造し、後者は固体から製品を造ることを目的としています。
プロセス産業は、製造プロセスの複雑さや特有の課題を抱えており、ERP(Enterprise Resource Planning)などのシステムを活用して効率化を図っています。
(参考ブログ)
https://www.pec-kumata.com/post/processindustry