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製造業のAIDMA

熊田茂雄

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テーマ:経営コンサルティング

 AIDMAとは「Attention、Interest、Desire、Memory、Action」それぞれの頭文字を取ったものです。これは、BtoCの分野で、顧客(消費者)が取る購買決定プロセスをモデル化したフレームワークの一つです。

 一般的に、顧客は商品やサービスを購入するまでに、次のようなプロセスを経ると言われています。まず、顧客は製品の存在を知ります。これが「Attention」です。次にその製品に興味を持ちます。これが「Interest」です。そして、その製品を欲しいと思うようになります。これが「Desire」です。その場で購入できない場合には、その製品を記憶します。これが「Memory」です。そしてその後、最終的に購買行動に至ります。これが「Action」です。

 AIDMAは、BtoCにおける行動が基本ですが、製造業の場合は、BtoBに置き換えて検討してみると下記のようなことが言えるのではないでしょうか。(中小の製造業における行動としての検証、この場合、お客様は、大企業を含めた想定顧客(調達、技術、品質、生技等の部署)となります。)

①Attention;まず、自社の製品・技術をできるだけ多くの想定顧客に知ってもらう必要があるため、様々な手段での周知を図ることが重要です。
(方策は様々、ホームページ開設、リアル展示会出展、オンライン展示会出展等)

②Interest;次に、①で開示した内容が、興味を引く内容であることが重要、興味を引く内容になるように、様々な工夫を行うことが大切です。
(これも方策は様々、ホームページ、リアル展示会、オンライン展示会等において表示するる製品名、技術内容、サービス内容における標題や文章のあり方の工夫、検索キーワード上位化(SEO対策)の検討等)

③Desire;さらに、②で興味を持った内容が、欲しいと願うようにすることが重要です。
(大企業を含めた想定顧客(調達、技術、品質、生技等の部署)目線に立って、興味を引く内容となるように、QCDのレベル内容の理解度工夫(他との差別化等)、技術内容の適度なわかりやすさ追求等)

④Memory;次に、③で欲しいと願った内容を、記憶にとどまらせるようにすることも重要です。
(上記②③の合わせ技として、ターゲットとなりうる顧客目線に合わせたアプローチをしていくこと等)

⑤Action;さらに、④で記憶にとどまった内容を、問合せする(しやすくする)ように促すことが重要です。
(上記②③④で絞られてきたターゲット(顧客)に対し、もう一押しの工夫が必要)

 上記、製造業におけるAIDMAの促進に関する支援について、コンサルティング対象とします。(BtoC ではなく、BtoB の範囲が前提)

(参考ブログ)
https://www.pec-kumata.com/post/aidma


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熊田茂雄
専門家

熊田茂雄(生産技術コンサルタント)

PEC-KUMATA 生産技術コンサルタント

工程設計や工場管理に40年以上従事した現場経験をもとに、生産技術コンサルティングを提供。品質改善や生産性向上などQCD課題の改善策とあわせて、先端技術や異分野を取り入れた技術方向性もアドバイスします。

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