量産性確認
生産技術コンサルティングとして、企業の技術力の状況を分析し、今後の方向性を企業の首脳陣が自ら導き出せるように支援することは重要なことです。そのフレームワークの一つとしてSWOT分析があります、定番のフレームワークとも言われていますが、正しく使えばかなりの効果を発揮するものです。
SWOT(スオット)分析とは、企業を4つのカテゴリーから分析し、経営戦略立案の材料とするフレームワークです。SWOTとは以下の4つ、 Sは強み(Strength)、Wは弱み(Weakness)、Oは機会(Oppurtunity)、Tは脅威(Threat)です。
この中の 強み、弱みについては内部環境の分析から導き出すことができ、機会、脅威については外部環境の分析から導き出すことができます。
(内部環境の分析は、マーケティングの4P(4C)分析等を使用し、又、外部環境の分析はPEST分析、5フォース分析等を使用することにより可能となります。これらの分析手法については別の機会に取り上げます。)
このSWOT分析は論理的にすっきりした形で表せますが、実際の戦略の方向性を導き出すには若干実用性に乏しい部分があるため、クロスSWOT分析と呼ばれる方法を使用することが多いようです。
クロスSWOT分析とは、例えば、強みと機会を組み合わせて、強みを武器にして機会を最大限に活用する積極化戦略を考案し、一方で弱みと脅威を組み合わせて弱みを補い脅威から自らを守る防衛策を検討するというようなやり方です。
このSWOT分析( & クロスSWOT分析)を企業の技術面に特化して検討を進めることにより、技術革新の方向性を見出すことが可能になると考えます。
上記のような分析検討は、企業の首脳陣(経営者、生産技術関係者等)が自らその分析手法を理解した上で、常日頃から使用し、定着化することがなにより重要です。
この技術面に特化した、企業戦略立案に対する指導・支援が生産技術コンサルティング対象となります。
(参考ブログ)
https://www.pec-kumata.com/post/swotanalysis