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熊田茂雄プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

小型AMRによる物流改善

熊田茂雄

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テーマ:工場管理

 以前、「AMRについて」という形で、AMR(Autonomous Mobile Robot)に関するコメントを行いましたが、小規模な工場での物流改善に役立ちそうな、比較的安価で小回りの利くAMRも出てきていますので若干紹介したいと思います。

 まず、AMRの基本的な内容や特徴をおさらいすると下記のようになります。
  ①AMRは物流倉庫内などで用いられる自動搬送ロボットのこと。
  ②機体に荷物を載せられる形状になっており、搭載されたセンサーで周囲の状況を把握しながら自律移動することが特徴です。
  ③自律移動できるAMRは次世代AGVとも位置付けられている。
  ④AMRは人との協調・協働作業を行なうことを念頭に置いて開発されたもの。
  ⑤作業者が倉庫内で商品をピッキングし、AMRが搬送を担うなどの役割分担が可能 。
  ⑥協働ロボットなどを搭載し、そのアームなどによりピッキング作業も可能。
  ⑦磁気テープなどのガイドライン無しでの走行が可能で、自ら判断し、人や障害物を自動的に回避し移動できる。
 (AMRの場合は、倉庫内を一周させ、現場全体をマッピングするなどで導入。)

 今回ご紹介する小型低価格AMRは、上記の内容や特徴をほとんど備えており、下記のような仕様となっています。
  ①本体寸法 幅240mm、奥行387mm、高さ124mm
  ②本体重量12.2Kg、可搬重量30Kg
  ③最大速度0.5m/s(棚搭載時)
  ④停止精度±10mm)
  ⑤価格;充電器を含めて1setで100万円以下
 導入実績も、数多くあり、大手電子部品メーカ、大手自動車部品メーカー(デンソー等)でも採用実績があるとのことです。
 比較的小規模フロアーで、運搬頻度の多い作業をするような工場での物流改善には最適と思われます。

(参考ブログ)
https://www.pec-kumata.com/post/smallamr


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熊田茂雄
専門家

熊田茂雄(生産技術コンサルタント)

PEC-KUMATA 生産技術コンサルタント

工程設計や工場管理に40年以上従事した現場経験をもとに、生産技術コンサルティングを提供。品質改善や生産性向上などQCD課題の改善策とあわせて、先端技術や異分野を取り入れた技術方向性もアドバイスします。

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