トレーサビリティ対応
PFMEAの故障モード抽出についてコメントします。
PFMEA分析の中で、先に述べたPFMEAの工程抽出に対し、抽出された工程ごとに想定される作業上の不具合モードを洗い出す作業が、故障モード抽出となります。
組付け工程での事例をあげると、一般的には、故障モードとして 異品・異材組付け、欠品、逆組み、位置ずれ、2重組み、異物混入、過剰・過少加工、工程飛び、作業忘れ、梱包ミス・・・等々があげられます。
PFMEA分析の対象はヒューマンエラー対策のウェイトが高いため、工程ごとの要素作業から予想される不具合モードをできるだけ詳細に、正確に洗い出すことが重要です。
各々の会社で生産している対象品は比較的加工の種類が限定されているため、主要製品をしっかり分析しておけば、あとは横にらみを実行する方が効率的かもしれません。その場合は、その主要製品の検討から得られた結果をチェックリストのような形にして残しておけば、他の製品に対して、抜けのない分析が可能となるかもしれません。
(個別製品・部品ごとの特徴的な故障モードの抽出がかえっておろそかになるというデメリットがあることを意識して実施すべきことを忘れないようにして・・)
このPFMEAの故障モード抽出に関する手順、進め方に関する支援・指導がコンサルティング対象となります。
(参考ブログ)
https://www.pec-kumata.com/post/pfmeafailuremode