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エアリーク検査について

熊田茂雄

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テーマ:検査技術

エアリーク検査(Air Leak Check)についてご紹介します。

製品・部品の出来映え検査で、ごく一般的に使われている検査方法として、製品の気密性を検査する目的の洩れ(リーク)検査工程があります。

原始的ではありますが大きな洩れから小さな洩れまで確認できる簡単で分かりやすい水没試験や、極微量の洩れを検出できるヘリウム(He)リーク試験等がある中、最も幅広く、製造ラインとして使用されているのが、エアリーク検査になります。

 エアリーク検査は 主に、洩れのないマスターワークと検査対象となるワークに同時にエアーを加圧し、その平衡状態からの回路上の差圧(ワークに洩れがあると差圧が発生)を検出して、洩れを確認する方式です。
(エアリーク検査の検出精度は10¹~10⁻²ml/min、洩れ値10¹ml/minは 20000ケの泡(径1mm)/min 検出相当、洩れ値10⁻²ml/minは 20ケの泡(径1mm)/min 検出相当)

 エアリーク検査工程で重要となるのは、検査精度を保証するマスターのあり方です。
マスターには良品マスターと不良品マスターの2種類ありますが、いずれも流動品と同等の内部容積であり、空気の浸透構造も同等である必要があります。

 このエアリーク検査の導入、マスターのあり方も含めた管理方法等に関する 教育・指導・支援が コンサルティング対象となります。

(参考ブログ)
https://www.pec-kumata.com/post/airleakcheck


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熊田茂雄(生産技術コンサルタント)

PEC-KUMATA 生産技術コンサルタント

工程設計や工場管理に40年以上従事した現場経験をもとに、生産技術コンサルティングを提供。品質改善や生産性向上などQCD課題の改善策とあわせて、先端技術や異分野を取り入れた技術方向性もアドバイスします。

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