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熊田茂雄プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

管理点設定について

熊田茂雄

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テーマ:生産技術業務

 管理点設定業務は工程設計業務の中の、QC工程表(工程管理表、工程管理明細書等)を作成する中で、各工程でどのような内容の管理を行うかを決定し、抜けなく記載するという仕事です。

 管理点としては、大きく条件設定(INPUT)項目と出映え確認(OUTPUT)項目に分けられます。
つまり対象工程においてどんな条件で加工するかを決めることと、その加工した結果をどんな形で確認評価するかを決める必要があります。

 例えば事例として、対象工程が抵抗(プロジェクション)溶接の場合、
・条件管理項目は、電流値(ピーク値、実効値)、通電時間、電極加圧力等があり、
・出来映え管理項目は、溶接状態(スパッター、溶け状態)、ナゲット径、溶接強度(基本は母材破断)等となります。

 これらには必ず、管理インターバル(全数・始終等の抜き取り間隔)、管理者(記録者、確認者)、管理確認する道具(目視、触感、計測器、設備表示値等)、管理方法(チェック、管理図)等を設定します。

これら以外にも、設備保全に関する内容、安全・環境確認に関する内容も 対象設備ごと、工程ごとに記述する必要があります。

このような工程設計業務の中の管理点設定のあるべき姿に対する 指導・支援を コンサルティング対象とします。

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熊田茂雄
専門家

熊田茂雄(生産技術コンサルタント)

PEC-KUMATA 生産技術コンサルタント

工程設計や工場管理に40年以上従事した現場経験をもとに、生産技術コンサルティングを提供。品質改善や生産性向上などQCD課題の改善策とあわせて、先端技術や異分野を取り入れた技術方向性もアドバイスします。

熊田茂雄プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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