工程監査時の準備内容
人間に一生があるのと同様に、ライン(設備)にも一生があります。
ライン誕生から、初期流動活動、全盛期、安定期、減産対応、極少量生産対応、そして一生を終えるとき、つまりそのラインの終活期をスムーズに迎えることがラインや設備の「店じまい活動」です。
工場としては、極少量生産期のラインはどうしても活気のない、暗いイメージのものとなっています。
(場所的にも、面積的にも工場として重荷になっているイメージ)
このイメージを脱却し、次のステップに前向きに進めることが、店じまい活動の主目的であり、一方では、企業として新しい活動をしていくための資産(設備、型、治具等)や場所(面積)を効率よく残していくための活動とも言えます。
この課題は、製造業であれば、どんな業種においても存在する内容であると思います。
この店じまい活動で課題となる、老朽化した設備、型、治具をどのように扱っていくのか、ごく少量品流動への対応をどうするのか(ライン廃却するのか、残すのか・・・)、これらの判断基準はどうするのか? 等 の方向性に対し、指導・支援していくことが、コンサルティング対象となります。
(参考ブログ)
https://www.pec-kumata.com/post/retirement