PoCについて
以前から、生産技術業務に関する内容のコメントはしてきましたが、生産技術業務のメインであり、基本的な仕事でもある工程設計(Process Design)業務については、あまり言及してこなかったので ここであらためて工程設計についてコメントしたいと思います。
端的に言うと、工程設計とは、部品、製品図面を具現化することで、素材や部品から部品や製品を作り上げる全体的な生産工程、つまり、「モノの作り方を設計する作業」 のことです。
端的に言うと、加工順序、加工方法、加工機械などを決定づけることで、部品や製品の品質(Q)、コスト(C)、納期(D)を満足させることができることが、良い工程設計と言えるわけです。
工程設計業務について、基本的な内容を簡単に述べると・・・
①加工順序の決定
図面、試作情報等のインプット情報から、工程系統図等のアウトプット情報を作成します。時には簡単なPFMEAを実施し、最適加工順序を計画します。
②加工方法の決定
①及び、生産数量、目標コスト等のインプット情報から、自動化度合い、工法、管理ポイント等のアウトプット情報を作成します。時には簡単なラインレイアウト等を実施し、作業人員配置等を計画します。
③加工機械の決定
①及び②等のインプット情報から、数量動向も配慮し、将来の工程統合、工程分割も配慮した設備仕様書等のアウトプット情報を作成します。
(当然ですが、安全・環境にも配慮した内容で・・)
以上、生産技術業務のメインであり、基本的な仕事でもある工程設計業務について簡単に述べましたが、その具体的内容、方向性に関する指導・支援が生産技術コンサルティング対象となります。
(参考ブログ)
https://www.pec-kumata.com/post/processdesign