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AMRについて

熊田茂雄

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テーマ:面積・物流・レイアウト

最近、物流関連の用語として「AMR」という略語をよく耳にします。
AMR(Autonomous Mobile Robot)とは、物流倉庫内などで用いられる自動搬送ロボットのことです。

AMRは機体に荷物を載せられる形状になっており、搭載されたセンサーで周囲の状況を把握しながら自律移動することが特徴です。
同じく、物流倉庫内などで用いられる無人搬送車のことを一般的にAGV(Automatic Guided Vehicle)と呼びますが、自律移動できるAMRは次世代AGVとも位置付けられています。

 AMRは人との協調・協働作業を行なうことを念頭に置いて開発されました。
作業者が倉庫内で商品をピッキングし、AMRが搬送を担うなどの役割分担が可能です 。
またアームの形状をしておりピッキング作業ができる、協働ロボットを組み合わせたAMRも活用されています。
物流倉庫以外の用途として、工場内での搬送作業や飲食店の自動配膳などにも導入されています。

 上記のように、AMRは、次世代AGVとして注目されており、AGV導入時に必要な磁気テープなどのガイドライン無しでの走行が可能で、自ら判断し、人や障害物を自動的に回避し移動するロボットです。
(このAMRの場合は、倉庫内を一周させ、現場全体をマッピングするなどで導入が可能です。)

このAMRの誕生によって、現場作業者の移動距離削減や、AGVと比較して短期間での導入が可能となり、ロボットの導入が容易になると見られています。

 このAMRは、それ単体でなにかをするのではなく、「人と協働する」ロボットとして、設計されています。
ロボットの中にはタブレット等が設置されており、そこからの指示で自由自在に工場内を動きます。
もちろん走行中の人や障害物などを避けて移動し、まさに人と協業するロボットと言えるでしょう。

(参考ブログ)
https://www.pec-kumata.com/post/autonomousmobilerobot

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専門家

熊田茂雄(生産技術コンサルタント)

PEC-KUMATA 生産技術コンサルタント

工程設計や工場管理に40年以上従事した現場経験をもとに、生産技術コンサルティングを提供。品質改善や生産性向上などQCD課題の改善策とあわせて、先端技術や異分野を取り入れた技術方向性もアドバイスします。

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