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熊田茂雄

ものづくり現場の経験豊富な生産技術コンサルタント

熊田茂雄(くまたしげお) / 生産技術コンサルタント

PEC-KUMATA 生産技術コンサルタント

コラム

電気自動車(EV)の種類

2024年6月14日

テーマ:EV

コラムカテゴリ:ビジネス

基礎的な内容ですが、電気自動車(Electric Vehicles)の種類についてコメントします。

カーボンニュートラル実現に向けて、自動車からのCO2排出量削減のために、
HV、BEV、PHEV、PHV などの電気自動車が選択肢としてあります。

 以下、HV、BEV、PHEV、PHV それぞれの特徴とメリット・デメリットを記載します。

●HV ( ハイブリッド車)
 ガソリンエンジンと電気モーターを搭載し、動力のメインはガソリンエンジン、ブレーキ時に生まれるエネルギーを電力としてチャージすることで電気モーターも駆動させる。PHEVやEVより安価で長距離走行が可能。

・メリット:ガソリンなので充電ステーションは不要。燃費が良くエンジンが長持ち。
・デメリット:完全な電動車ではない。エンジンを搭載しているため、排気ガスの排出あり。

●PHEV (プラグインハイブリッド車)
 電気とガソリンの両方を使用して走行。EVより安価で日常利用時は実質EV同等、長距離走行も可能。
電気だけ、ガソリンだけでの走行も可能。

・メリット:HVより環境性能は良い。燃費が良く、電気のみでも走行可能。
・デメリット:車両価格が高い。

●BEV (電気自動車 (BEV – Battery EV) )
 動力は電気のみであり、環境に優しいことが特徴。車両に搭載したバッテリーに充電し、その電力で走行する。

・メリット:CO2排出なし。自宅等で充電可能であるため、FCVと比べると充電環境が充実している。ランニングコストが低い。
・デメリット:車両価格が高い。航続距離が比較的短い。充電に時間がかかる。

●FCV (燃料電池自動車)
 燃料電池に水素を使用し、酸素との化学反応によって発生した電力をエネルギーとして走行する。
EVと同様、エンジンが無く、その代わりにモーターが搭載されている。

・メリット:航続距離が比較的長い。エネルギー効率が良く、出力が低くても効率的に運転ができる。走行で発生するのは水蒸気のみなので、環境に良い。騒音が少ない。
・デメリット:燃料電池のコストが高いため、車両価格が高い。水素ステーションのインフラ構築が難しい。

(参考ブログ)
https://www.pec-kumata.com/post/electricvehicles

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