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自動倉庫について

熊田茂雄

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テーマ:面積・物流・レイアウト

工場の物流・在庫管理において、最適物流・最小在庫を目指すことは、工場管理の重要な項目となりますが、その道具として、自動倉庫(Automatic Warehouse 、Automated storage and retrieval system)を活用することは一つの有効な手段となります。

自動倉庫を導入する仕事は、本来、生産管理や物流管理部署の担当ですが、大型の設備導入と同様、メカニカルな部分の理解力、応用力が必要なため、設備構造、システムのわかる生産技術部署の出番となります。

一方、自動倉庫の導入は物流業界で深刻化する人手不足の解決のための手段として、大きな注目を集めています。
倉庫を自動化するには、システムの導入が不可欠となります。 自動倉庫システムは、 部品、素材の入庫から保管、部品加工、製品組付け、製品一時保管、製品出庫までの一連の流れを一元管理して自動化するためのオートメーションシステム です。

経験から言えば、AGV導入と同様に、自動倉庫の導入検討をすることにより、工場の従来物流・在庫を見直すきっかけとなるという意味でも大きな価値があると考えます。(工場改革の良い機会となる)

工場の物流・在庫管理を事例として挙げるならば、自動倉庫は部品・素材保管及び供給、半完成品保管及び供給、製品保管、出荷場への供給等に対し、省人化はもちろんのこと、
①購入部品、半完成品の在庫改善によるリードタイム短縮化
②小ロット、多回運搬のための保管効率高度化による工場内最小在庫化 
③①,②の検討推進に伴う前後工程(仕入先納入便、出荷便等)の改善のきっかけになる
・・等の効果が期待できます。

一般的に、自動倉庫に要求される要件は、投入、取り出しスピード、品番変更の容易性(変更の仕組み)、安全性(人的及び部品・製品への安全性)、低故障率、メンテナンス容易性等があげられますが、省人、最適物流、最小在庫を具現化するためには、投資効果に見合うコストも重要な要素となります。

自動倉庫を スマートに かつ 継続的改善に結び付く有効な手段(道具)となるように 導入を進めていくためには しっかりとした 事前検討が必要になります。

この自動倉庫導入における方向性検討の支援、指導が、コンサルティング対象となります。

(参考ブログ)
https://www.pec-kumata.com/post/automaticwarehouse

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熊田茂雄
専門家

熊田茂雄(生産技術コンサルタント)

PEC-KUMATA 生産技術コンサルタント

工程設計や工場管理に40年以上従事した現場経験をもとに、生産技術コンサルティングを提供。品質改善や生産性向上などQCD課題の改善策とあわせて、先端技術や異分野を取り入れた技術方向性もアドバイスします。

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