物の流れ分析
工場の物流・在庫管理において、最適物流・最小在庫を目指すことは、工場管理の重要な項目となりますが、その道具として、AGV(Automated guided vehicle;無人搬送車)を活用することは一つの有効な手段となります。
経験から言えば、AGVシステムを導入するために、工場の従来物流を見直すきっかけとなるという意味でも大きな価値があると考えます。
(工場改革の良い機会となる)
工場の構内搬送を事例として挙げるならば、AGVは部品・素材搬送・供給、工程間搬送、製品の出荷場への搬送等に対し、
①搬送ルートの改善検討による最適物流化、
②小ロット、多回運搬の実現による工場内最小在庫化
③①,②の検討推進に伴う前後工程(仕入先納入便、出荷便等)の改善のきっかけになる・・
等の効果が期待できます。
一般的に、AGVに要求される要件は、走行スピード、ルート変更の容易性(変更の仕組み、小回りの利く動き)、受け渡しの自動化、メンテナンス性、充電装置の交換容易性等があげられますが、多回運搬を具現化するためには、投資効果に見合うコストも重要な要素となります。
AGVシステムを スマートに かつ 継続的改善に結び付く形となるように 導入するためには しっかりとした 事前検討が必要になります。
このAGV導入に対する方向性検討が、コンサルティング対象となります。
(参考ブログ)
https://www.pec-kumata.com/post/byagv