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今田早百合

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今田早百合(こんたさゆり) / 行政書士

行政書士法人ワンチーム

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コラム

3.11忘れない 396

2021年3月10日

テーマ:行政書士の仕事

コラムカテゴリ:くらし

10年前、福島で地震にあった

あの日、私は福島に行ってました。
実は生まれて初めてなのですが、
スーパーにあるアンケート葉書を出したら、福島旅行が当選してしまったのです。
平日なのでどうしようかと思ったのですが、なんだか行きたくなってしまったのです。

それで一人で参加しました。
少しお金を出すと同伴者もOKだったので、ほとんどの方は二人連れでした。
一人参加者が5人くらいでしょうか、バスの一番後ろに詰め込まれました。

私の隣になった方は、ずっと親の介護でどこにも行ったことがなくて
本当に久しぶりと言って全身で楽しんでました。
私はといえば、仕事でもプライベートでも福島には何度も来て、
温泉にも色々いっていて、いってみれば福島くらい、いつでも自分の車で来れるところだし、
実際来ていました。
なんでそんな私がこのバス旅に参加する気になったのかわかりません。
何か運命だったとしか思えません。
江戸の宿場町、大内宿に着いたときそれは起きました。
古い茅葺の家が平行四辺形のようにゆがみました。
立ってられません。
それでも一軒も倒れた家はありませんでした。
バス旅は中止になり、そのまま山形へ帰ることになりました。
山の中なので被害状況なんかわかりません。結構皆のんきにしていました。
バスの車掌さんが慌ててました。
バスのテレビをつけるとそこには大変な被害状況が出ていました。
信号も止まっていました。
長時間かかって、もう真っ暗になった家につくと夫が車の中でエンジンをつけて
テレビを見ていました。
仙台大地震を経験している私はガソリンが大事だと直感的に思い、夫と家に入り、
これも普段から用意していた、マッチとろうそく、手動式ラジオ等を出してその晩を過ごしました。
町中の明かりが消え町は、それはそれは星が奇麗でした。

日経にのっていた俳句

この前日経新聞に震災の記事があり、震災直後に新聞に投句された句を紹介していました。
選者はそれを全国民の鎮魂歌と評したそうです。

    さくらさくらさくら万の死者 桃心地

作者の桃心地さんは岩手の方で震災後、ずっと震災の句を詠んでいるそうです。

皆さんも10年前のあの日、どうしてらしましたか?
あのバスで一緒だった彼女は今どうしてるかしら

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