97.【100年企業编】頑張って更新するのをやめよう!毎日の「ついで作業」で発信ネタが無限に湧き出るゆるっとコンテンツ術
はじめに、こんにちは。株式会社吉和の森の森和吉です。
前回(第97回)は、気合を入れてSNSやブログを書くのをやめ、日々の仕事の「ついで」にスマホで拾った日常の痕跡をダダ漏れさせる「ゆるっとコンテンツ発掘術」についてお話ししました。
さて、発信もゆるやかに継続できるようになってきたところで、今回はマーケティングの原点であり、100年続く強い会社をつくるための「一番土台となるお話」をさせてください。
第88〜91回で「お客様をファンにしよう! LTVを高めよう!」とお伝えしてきました。
しかし、ここで一つ、とっても大切な問いかけがあります。
「お客様をファンにする前に、あなた自身や現場のスタッフは、日々の仕事を面白がえていますか?」
社長やスタッフが悲壮感を漂わせ、ピリピリしながら作っている商品やサービスから、本当の意味で温かい「人肌感」や「感動」が生まれるはずはありませんよね。
今回は、難しい組織論や評価制度は一回横に置いて、働く自分たちがまずは毎日をご機嫌に過ごし、結果としてお客様を引き寄せてしまう「ごきげん職場づくり」のコツをお伝えします。
「不機嫌な職場」は、どんなデジタル施策も台無しにする
どれだけAIを使って作業を効率化(第81〜82回)しても、どれだけホームページのキャッチコピー(第83回)を磨き上げても、最終的にサービスを届けたり、商談をしたり、現場で汗を流すのは「人間」です。
社内の空気が重く、スタッフが「今日も怒られないように仕事をこなそう…」とビクビクしていると、その冷たい空気(違和感)はお客様に一瞬で伝わってしまいます。
逆に、社内に笑い声があり、スタッフ同士が楽しそうにお互いをリスペクトしている会社は、お客様が事務所を一歩またいだ瞬間、あるいは電話越しの一声だけで「あ、この会社なんだか雰囲気がいいな」「ここに頼みたいな」と直感します。
「社員の機嫌(ごきげん)」こそが、他社が逆立ちしても真似できない最高のマーケティングコンテンツなのです。
ごきげん職場をつくる「3つのゆるい習慣」
職場をごきげんにするために、大層な仕組みは要りません。明日からできる3つのゆるい習慣を試してみてください。
1.「ダメ出し」をやめ、「ウケたこと・助かったこと」を言い合う
スタッフのミスや足りない部分(20%)を指摘するのではなく、「今日〇〇さんがお客様に言った一言、すごくウケてたね!」「さっきのAIのプロンプト(指示文)、手際よく作ってくれて助かったよ!」と、日常の小さなファインプレー(第76回)を口に出して共有します。
2.社長が率先して「AIとの失敗談」を笑い話にする
「今日さ、ChatGPTに突拍子もない返信案作られちゃってさ(笑)」と、社長自ら失敗や隙を見せることです。
完璧な社長を演じるのをやめると、現場のスタッフも「失敗してもいいんだ」「新しいツールを試してみよう」と心が軽くなり、前向きな挑戦が増えていきます。
3.「お客様に感謝された瞬間」を社内で美味しく味わう
手書きハガキ(第89回)やニュースレター(第90回)の返信でお客様から温かい言葉をいただいたとき、それを社長個人の胸だけにしまわず、朝礼やチャットで全員に共有します。
「自分たちの仕事は、ちゃんと目の前のお客様を幸せにしているんだ」という実感(誇り)こそが、どんな手当よりもスタッフの心を明るく照らしてくれます。
経営者の最高の仕事は「ごきげんの自家発電」
経営者をしていれば、時には資金繰りやトラブルで頭を抱えたくなる日もありますよね(第75回)。
でも、そんな時こそ、深呼吸をして美味しいコーヒーを一杯飲み、「まあ、なんとかなるか!」と自分自身のごきげんを自家発電してみる。
社長がニコニコとごきげんでいれば、スタッフも安心して伸び伸びと自分の強み(人肌感)を発揮できるようになります。そして、その温かいエネルギーに引き寄せられるように、上質なお客さまがまた一人、二人と集まってくるのです。
今回の実践ポイント
- 「お客様をファンにする」前に、まず自分たちが仕事を楽しむ
- 完璧な成果ではなく、現場の小さな「ファインプレーや助かったこと」を口に出す
- 社長自身が肩の力を抜き、失敗も笑いに変える「ごきげんな空気」をつくる
難しく考える必要はありません。
まずは明日、出社した時に「今日もよろしくね!」と、とびきりの笑顔でスタッフに声をかけることから始めてみませんか?


