81.【AI活用・実践編】作業時間は10分の1、成果は10倍!「AI×人肌感」で勝つハイブリッドマーケティング術

森和吉

森和吉

テーマ:デジタルマーケティング

はじめに、こんにちは。株式会社吉和の森の森和吉です。

前回(第80回)は、超・実践編の大きな締めくくりとして、多忙な経営者様でも毎日15分で集客とおもてなしを自動回転させる「社長の15分習慣化ルーティン」をお話ししました。朝・昼・夕のわずか5分ずつの行動を日課に組み込むだけで、他社が逆立ちしても追いつけない圧倒的な資産と顧客との絆が積み上がっていくという内容でしたね。

さて、今回からは待望の新章【AI活用・実践編】へと突入します!

テーマは、今まさに多くの経営者様から「森さん、結局うちみたいな中小企業はAI(ChatGPTなど)をどう使えばいいの?」と連日ご相談をいただく、「AI×人肌感のハイブリッドマーケティング」です。

「AIなんて使ったら、どこかで見たような冷たい文章になってしまうんじゃないか」
「うちの強みは泥臭い人肌感なんだから、機械に頼ったらお客様が離れてしまうよ」

そう思って距離を置かれている経営者様こそ、どうか一度立ち止まって、今回の話を聞いてみてください。実は、AIの本質的な使い方を知ると、「面倒で退屈な作業時間は10分の1に減らし、お客様の心を揺さぶる人肌感や成果は10倍に跳ね上げる」という、夢のようなハイブリッド経営が可能になるのです。

コピペ社長が陥る「AIで作った冷たい文章」の正体


まず、AI活用で絶対にやってはいけない最大の失敗をお伝えします。それは、AIに「うちの商品の紹介文をゼロから書いて」と丸投げし、出てきた文章をそのままホームページやSNSにコピペして発信することです。

画面に出てくるAIの文章は、確かに文法的には完璧で、一見すると非常に綺麗に見えます。しかし、そこには街の現場を撮ったような「生々しさ」も、お客さまが語ってくれた「涙のストーリー」も、何一つ入っていません。

どこかの教科書を切り貼りしたような無機質で当たり障りのない言葉は、読み手(お客様)に「あ、これはAIが適当に作った文章だな」と一瞬で見抜かれます。事故対応と同じで、せっかく築いてきたあなたの会社の「温かい人肌感」を一瞬で破壊してしまうのです。

AIは、あなたの代わりに発信する「替え玉」ではありません。「社長の頭の中にある熱い想いや、現場の生の体験を、爆速で形にしてくれる超優秀な右腕アシスタント」として使うのが、本物の正解です。

成果を10倍にする「AI×人肌感」の3ステップ


では、具体的にどうやってAIと人肌感を掛け合わせればいいのでしょうか。現場で今すぐ使える3つのステップをお伝えします。

【ステップ1:生の素材(人肌感)は「社長の音声」で突っ込む】


文章を上手に書こうとする必要は一切ありません。スマホの音声入力機能に向かって、社長であるあなたが今日現場で感じたことを、そのまま喋るのです。
「今日さ、〇〇様っていう長年のお客さんが事務所に来てくれてね。実は最近こういうことで悩んでいるんだって打ち明けられたんだよ。それでうちの職人の〇〇君と一緒にさ……」
支離滅裂な話し言葉でも、誤字脱字があっても構いません。あなたの声で語られるエピソードの中にこそ、AIには絶対作れない「100%の本物の人肌感(一次情報)」が宿っています。

【ステップ2:AIに「型」に合わせて一瞬で整形(構成)させる


そのぐちゃぐちゃな音声テキストをAIに渡し、こう命じるのです。

「これは私の生の体験談です。同じ悩みを持つお客様に向けて、読みやすいブログ記事の構成に整えてください。見出しをつけて、箇条書きを使って分かりやすくまとめてください」

するとどうでしょう。AIはわずか10秒で、プロのライターが3時間かけて書いたような見事な構成と読みやすい文章へと整形してくれます。これまで深夜までパソコンに向かって頭を抱えていた執筆作業が、一瞬で終わる瞬間です。

【ステップ3:最後に社長の「ひとふり(魂)」を添える】


AIが作ってくれた文章の仕上げに、社長自身の「手直し」をほんの少しだけ加えます。
「あ、この語尾はいつもの自分の口癖に変えよう」「最後に、〇〇様への感謝の手書きメッセージを写真で添えよう」
このように、最後に人間の手で「血」を通わせる。AIの圧倒的な処理スピードと、あなたの会社の温かい人肌感が融合した、世界に一つだけの「心が動くコンテンツ」が完成します。

AIは「お客様に会いに行く時間」を生み出す魔法の道具


私たちがAIを導入する本当の目的は、記事やメールを早く書くことそのものではありません。

文章作成やデータ整理といった「作業の時間」を10分の1に削ることで、浮いた膨大な時間を、「直接お客様の元へ会いに行く」「手書きのお礼状を心を込めて書く」「現場のスタッフとじっくり対話する」という、人間にしかできない最高の『おもてなし』に集中投球することです。

テクノロジー(AI)で作業を極限まで効率化し、それによって生まれた時間でお客さまとの人間的な絆(アナログ)をどこまでも深めていく。これこそが、これからの時代に圧倒的な成果を出し続け、お客さまから愛され続ける中小企業の「ハイブリッド経営」の姿なのです。

今回の実践ポイント


  1. AIにゼロから書かせず、自分の「生の音声やメモ(一次情報)」をAIに渡す
  2. 構成や文章の整形はAIに任せ、泥臭い執筆時間を10分の1に短縮する
  3. 仕上げに自分の言葉(魂)をひとふりして、人肌感を10倍に高める


難しく考える必要はまったくありません。まずは今日、スマホの音声入力に向かって「今日現場で嬉しかったこと」を1分間喋り、それをAIに「読みやすい文章にして」と頼んでみてください。その圧倒的なスピードと、あなたの想いが形になる快感に、きっとワクワクするはずです。

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