首都圏の暮らしを守る首都高――料金改定から考える遠隔医療の必要性

嗣江建栄

嗣江建栄

テーマ:遠隔医療

首都高速道路は、通勤や物流、救急搬送など首都圏の暮らしと経済を支える重要な社会インフラです。2026年10月からの料金改定は、労務費や材料費が上昇するなか、安全・安心な道路を将来にわたって維持するために必要な財源を確保することが目的とされています。

この問題は、実は医療にも通じるものがあります。

病院も24時間365日、地域住民の命を守る社会インフラです。しかし、医師不足や地域偏在、人件費・設備費の上昇などによって、従来と同じ体制をそれぞれの病院が単独で維持することは難しくなっています。

そこで重要になるのが遠隔医療です。例えば画像診断では、画像診断専門医を有する病院と専門医が不足する病院を安全なネットワークで結ぶことで、地域を越えて専門性を共有できます。

道路を一つのネットワークとして整備することで首都圏全体の移動を支えるように、医療も病院単位から「地域を越えてつながるネットワーク」へ発想を転換する時期に来ています。

首都高が暮らしを守る交通インフラなら、遠隔医療はこれからの地域医療を守る「医療の高速道路」になるのではないでしょうか。

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