50施設を有する医療グループ、グループ内で遠隔読影を完結できる?

嗣江建栄

嗣江建栄

テーマ:遠隔読影

令和8年度診療報酬改定で新設された「画像診断管理加算2(一部委託を行う場合)」は、大規模な医療グループにとって注目すべき制度です。

例えば50病院を運営する医療グループの場合、グループ内に「画像診断管理加算2・3・4」を届け出ている病院があれば、その病院を受信側として、他のグループ病院から遠隔読影を委託するネットワークを構築できる可能性があります。

重要なのは、同一法人・同一グループであること自体ではなく、送信側・受信側がそれぞれ制度上の要件を満たす「保険医療機関」であることです。受信側は画像診断管理加算2~4の届出が必要で、送信側ではCT・MRI等の少なくとも80%以上を自院の画像診断を専ら担当する常勤医師が翌診療日までに報告し、外部委託は20%以下とする必要があります。

したがって、50施設を「送信病院」「受信拠点病院」に整理し、複数の拠点病院がグループ内の読影を相互に支援する“クロス連携”は制度上検討可能です。

民間読影会社への外注を、グループ内の保険医療機関間連携へ切り替えることで、医師資源をグループ全体で有効活用する新しい画像診断ネットワークを構築できる可能性があります。

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