新内閣で医療はどう変わる? ― 遠隔医療と医療DXのこれから

嗣江建栄

嗣江建栄

テーマ:遠隔医療

新内閣が発足すると、医療分野では社会保障政策とともに、医療DXや地域医療をどのように進めていくのかが注目されます。

日本の医療が抱える大きな課題の一つが、医師の地域偏在と診療科偏在です。特に専門医が限られる地域では、すべての医療機能を一つの病院だけで完結させることが難しくなっています。

そこで重要になるのが「医療機関同士をつなぐ」という発想です。遠隔医療は、単にオンラインで診療することだけではありません。例えば遠隔画像診断では、CTやMRIの画像をネットワークで共有し、専門医がいる他の医療機関と連携することで、地域を越えて専門的な診断機能を活用できます。

令和8年度診療報酬改定でも、画像診断分野では保険医療機関間の連携を活用する新たな仕組みが導入されました。今後の政策では、こうした制度を現場にどのように定着させていくのかも重要になります。

人口減少と医療従事者不足が進む日本では、「すべてを自院で抱える医療」から「地域を越えて医療資源を共有する医療」へ。新内閣の医療政策においても、遠隔医療と医療DXがどのように位置付けられるのか、注目していきたいところです。

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