遠隔読影 報告書 品質
救命救急センターを有する三次救急病院では、24時間365日、重症患者を受け入れるため、CT・MRI検査が夜間・休日にも発生します。一方、画像診断専門医を常時十分に配置することは容易ではなく、当直や翌日の読影業務を含め、放射線科医の負担が大きな課題となっています。
そこで注目されるのが、令和8年度診療報酬改定で新設された「画像診断管理加算2(一部委託を行う場合)」です。一定の施設基準を満たせば、画像診断の一部を要件を満たす他の保険医療機関へ委託しながら、加算2を届け出る仕組みが設けられました。
三次救急病院では、院内の画像診断専門医が重症・緊急症例や高度な判断を必要とする症例に集中し、計画的に外部委託可能な症例を連携先へ振り分ける運用が考えられます。
重要なのは、単なる「読影の外注」ではなく、保険医療機関同士で役割分担することです。限られた画像診断専門医を救急医療に重点配置しながら、読影体制と病院経営の両面を改善する。そのための新しい選択肢として、三次救急病院での活用が期待されます。


