日本人の典型的な足の形はエジプト型？

日本人に多いのは「エジプト型」？

足の形を知ると、靴選びがもっとラクになる

「なぜか靴が合わない」「いつも同じ場所が痛くなる」
そんな靴選びの悩みは、自分の“足の形”を知らないことから始まっているかもしれません。

今回は、自分の足型を知って靴選びに活かすための基本情報をご紹介します。
まず知っておきたいのは、足の形には代表的な3タイプがあるということです。




■ エジプト型

日本人に最も多いタイプで、親指が一番長く、他の指がなだらかに短くなっていく形です。
この形の人は、親指の先が靴の内側に当たりやすいため、**つま先に十分なゆとりがある靴（捨て寸1cm程度）**を選ぶのがポイントです。

・右足：約79.2％

・左足：約74.6％
と、かなりの割合を占めています。




■ ギリシャ型

人差し指が一番長いタイプで、私（上野）自身もこの形です。
親指より人差し指が前に出ることで、細身の靴では人差し指が当たりやすくなるため注意が必要です。

先端が開いたオープントゥの靴や、柔らかい素材のパンプスなどが相性の良い選択肢となります。

・右足：約12.8％

・左足：約15.4％




■ スクエア型

すべての指がほぼ一直線に並んでいるタイプ。
昔ながらの下駄世代に多く見られ、足幅がしっかりある傾向にあります。

市販の靴では選択肢が限られがちですが、5本指シューズや幅広設計のコンフォート系が比較的フィットしやすいです。

・右足：約8％

・左足：約10％

どのタイプであっても、足の形や指の長さは左右で異なることが多く、1000人中1000人がすべて左右同じということはほとんどありません。
つまり、「右足にはちょうどいいけれど、左足がきつい…」という悩みも非常に自然なことなのです。


靴を選ぶ際には、まず自分の足型と足サイズ（足長・足囲）を正確に把握することがとても大切です。
最近では、計測サービスを行っている靴店や専門スタッフも増えているため、一度しっかりと測ってもらうのもおすすめです。

ちなみに、現在市販されている靴の多くは“エジプト型”に合わせて作られているものが主流です。
そのため、ギリシャ型・スクエア型の方は特に「フィッティング時の違和感」に敏感になっていただきたいところです。


足の形は一人ひとり違うからこそ、靴選びに正解はありません。
どんなタイプであっても、“自分の足に合っているか”を基準に選ぶことが、長く快適に履ける靴に出会う第一歩になります。

靴でお困りのことがあれば、どうぞお気軽にご相談くださいね。

悩んでいる方の参考になれば幸いです。


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