転倒による骨にヒビ　ギブスカット

転倒事故と骨折の体験談 - 予防のための7つのポイント

転倒による骨折の実例

あるご婦人が自宅で布団のヘリにつまずいて転倒しました。最初は単なる転倒だと思っていましたが、徐々に腫れて痛みが増し、病院で診察を受けたところ、立方骨にヒビが入っていることがわかりました。

骨折後の治療経過

すぐに3M製のグラスファイバー製ギプスで足首を固定する処置が行われました。その日から松葉杖を使ったギプス生活が始まりました。階段の上りは片手で松葉杖2本を持ち、ギプスをした足を引き上げるような歩き方をしなければなりませんでした。

入浴の際はビニール袋に足を入れて保護し、片足だけ出しての入浴を行い、外出時もビニール袋で足元を保護していました。約2週間後にギプスを外しましたが、ギプスカットの際は足の筋力が低下していたため、取り外しに時間がかかりました。

転倒しやすい方の特徴と予防ポイント

1. 歩く速さが遅い人は要注意

転びやすい人と転びにくい人の違いには「歩く速さ」が関係しています。歩行速度が遅いことは筋力低下のサインで、そのような方は通常の人の3倍転びやすいとされています。ノーブルでは適切な靴選びで歩行をサポートします。

2. 西洋風の生活習慣の人は要注意

日本風の布団の上げ下ろしや和式トイレなど、筋力を強める日常動作が少ない生活習慣も転倒の要因になります。日常生活に筋力トレーニングを取り入れることが大切です。

3. 一度転んだことのある人は要注意

一度転倒した経験のある人が再び転ぶ確率は3.8倍にも上るとされています。これは既に身体が転びやすい状態にあることを示しています。適切なサポートシューズの利用をノーブルではご提案しています。

4. 足の指がだらんと下がっている方は要注意

転倒の多くは足の指の使い方に問題があります。足の指がしっかり使えているかどうか確認しましょう。足の指の筋力強化も重要です。

5. 前方に身体を傾けて踏ん張れない方は要注意

ファンクションリーチテストといって、立った姿勢で身体を前に傾けても転倒しないでどこまで傾けられるかがチェックポイントです。特に外反母趾で前足部のアーチが低下している方は踏ん張って傾けることが難しくなっています。

6. 室内の整理整頓が重要

不要なものが多い室内環境は転倒リスクを高めます。「もったいない」という考えで物を処分できないでいると、転倒して介護が必要になった場合、かえって家族に負担をかけることになります。生活動線に物がないように整理しましょう。

7. 転倒を誘因する住居環境の見直し

何もないところでも転倒は起こりますが、カーペットの端や電気コードなど、明らかに転倒の原因となりそうなものは片付けるか、転倒しないよう対策することが重要です。ぜひ今一度自宅環境を確認してみてください。

ノーブルでは、転倒予防に役立つ適切な靴選びのアドバイスも行っています。お気軽にご相談ください。

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