職人行政書士への道(渉外業務の)第11回「こんな証明できる?」
職人行政書士への道(渉外業務の)第17回
外国人の単純労働って何だろう?(1)
外国人の仕事について、専門的な知識・経験を持つ外国人が
それらを活かして仕事をしても良い、
でも、単純労働はダメ、
となっています。
では、専門的な業務と単純労働の違いって何だろう?と考えることがあります。
海外では、専門的な知識・経験が必要な仕事と思われていることが、
日本ではそうではない、とこともあるでしょうし、
日本では単純労働と思われることが、海外では専門的な知識・経験がいる仕事、
と思われていることもあるでしょう。
入国管理局の人達の思考を推測すれば、単純労働は、マニュアルを読めばできる仕事、
マニュアルにしやすい仕事、単純な作業と思います。
そうすると、量販店やコンビニエンスストア―の販売員の仕事はどうか?
となります。
個人的には、知識や経験が必要な業務と思いますが、
個人相手の販売や接客する仕事は、専門的な知識・経験がいる仕事と認められていないです。
では、海外からの観光客相手に販売する仕事はどうか?
通訳業務が入ってくるのだから、専門的な知識・経験がいる仕事なのではないか?
と思われるかもしれませんが、実は、認められていないのです。
(しかし、商品そのものを説明するのに専門的な知識が必要なときは、認められるかもしれません)
現実に、量販店等の店頭で働いている外国人がいますが、
留学生のアルバイトなのかもしれませんね。
将来の海外出店の幹部候補生や総合職のジョブローテションの一環と言うか、
短期間の社内研修の一環であれば認めてくれるようですが。
このことを、外国人を雇用したい事業主さんに説明することは、
大変、骨が折れる仕事になります。
新卒で採用する留学生については、専門的な仕事に就ける、となりますが、
多くの日本の大学生と同じく、たいていの会社では社内にて育成をするので、
よほど優秀ではない限り、(最初から専門業務のポジションが与えられないので)
現実として会社組織の底辺からスタートするので、なかなか難しい説明になります。
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http://mbp-tjapan.com/tokyo/orimoto/column/?jid=1302291